このシリーズ、長文ですみません
玄関を開けて待ち始めたのは12月30日の午後3時くらいから。
雨降ってるけど、玄関前に設置したクレートは撤去。
待つ
呼ぶ
待つ
呼ぶ
待つ
んーーーーーー、なかなかうまくはいかない。
夕方買い物に出かけました。
もちろんドアは閉めて出かけるので、この間に帰ってきたら、天ちゃん、ごめん
車のワイパーが最速になるくらいの集中豪雨みたいな土砂降りでした。
ただでさえ濡れるのが大嫌いなのに、こんな日に外にいるなんて、
かわいそうで、かわいそうで、
泣けてきました。
帰宅して夕食の支度。
天の小さな声を聞き逃すまいと、TVも消して、息を殺すように静か~に過ごす。
夕食を食べ始めようとした9時頃。
「にーーーー」
小さなか細い声が聞こえました。
ダンナと二人で顔を見合せます。
小さな小さな声だけど、二人とも聞えたということは!!
どきどきしながら、そーっと玄関に向かい、外を見たけれど、
誰もいません。
でも絶対気のせいじゃないはず。近くにいるはず。
部屋に戻って、二人とも無言でもそもそごはんを食べ、
その後も静かに待っていました。
すると。。。。。
背後から大きな声が聞こえてきました!!
「にゃお!にゃお!」
後ろを振り返ると、天ががいます!
自分で家に入ってきていました!!
そのまますたこらと二階へ上がっていったので、
速やかに玄関のドアを閉め、
保護完了
天の大好きなロイカナのパウチを開けてあげると、
「うまうまうまうま!!
うまうまうまうま!!
うまうまうまうま!!」
と声を出しながら、ガツガツ食べました。
安心から脱力してしまい、なかば放心状態になりながら、
食事に夢中になっている天の背中をなでると、
腰骨が出て、背骨もごつごつと1コ1コ触れられるくらいに激ヤセしていました。
たったの4日間で、5.5キロあった体重が4.5キロになってました。
2年前、横浜ららぽーとの駐車場で、初めて天に出会ったときもこんな感じだったな。
手足と尻尾がやけに長くて、
膝から飛び降りただけでよろめいてしまうくらい、ガリガリにやせて、
一生懸命ごはんをねだってきた真黒な少年猫。
ららぽーとのペットショップでカリカリを買ってきて、その場で食べさせたら、
「うまうまうま!」
って言ってたな。。。
天ちゃん、帰ってくれてありがとう
号泣
興奮も冷めやらぬうちに、TEAMNねろたんのみんなに報告すると、
自分のことのように喜んでくれました
みんな、ほんとにほんとにありがとう。
結局、うさぎのママさんの予言(?)通り、ちょうど4日で帰ってきました。
玄関から入ってくるというイメージを伝えてくれたのはうさぎのママさん、ナヴィさん、Hemoleleさん。
みんなのアドバイスがなかったら、玄関開けてなかったかも。
Hemoleleさんが教えてくれたように、きっと、その前にも玄関前に来てたんだよね。
閉まっているドアを見て途方に暮れて、またどこかに隠れてしまったんだよね。
もっと早く開けていれば、もっと早く帰って来れたかもしれないのに、ごめんね。
そして、「大丈夫、必ず自分で帰ってくる」と全員で押してくれた太鼓判。
まったくその通りでした。
「ちゃんと帰ってくる!」
ダンナも私も、そう感じていました。
でも、捜索が長引くと気持ちが折れそうになって、
マイナス思考になって、
玄関から出してしまった自分を責めてくよくよしたり、
最悪のケースが頭をよぎったり。
大切なペットを探している人は、みんなそんな気持ちだと思います。
(そう思うと、北朝鮮の拉致被害者家族の方の毎日って、どんだけ地獄なんだ。。
本当に、一日も早く解決しますように。)
そんなとき、周りで支えてくれる仲間の存在がどんなにありがたかったことか。
心から感謝
みんな、すごいね
いろんなものが見えてる
帰宅してからの天は、以前にも増して甘え猫になり、後くっついて回ってます
暴れん坊将軍っぷりも健在
シナくる天+陸+
みんながそろっているという、なんてことない日常の素晴らしさを噛みしめてます。。
ううう
ところで、あんなに強い雨の後だったのに、
帰って来た天の体は全然濡れていませんでした。
いったいどこに隠れてたんだろう?
猫って不思議だーーー
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