交通事故で負傷したひと
通り魔に硫酸をかけられた女性
強盗に現金を奪われた会社員
このひと達に
「あなたにも落ち度があった」
「嘘をついているんじゃないですか」
「隙があった」
「誘うような素振りを見せたんじゃないか」
「何故、未然に防ぐ努力をしなかったんだ」
「抵抗しようと思えば抵抗できたはずだ」
「何故、全力で逃げない」
「女は感情的だから、嘘をついてでも男を陥れようとするものだ」
上記のようなこころ無い言葉を投げ掛けるひとは、まずいないだろう。
こんなことを言おうものなら、非難轟々、白い眼で見られることは間違いない。
しかし、不思議なことに性犯罪は別だ。
必ずといっていい程、これらの言葉が被害者に浴びせられる。
単なる噂話レベルには留まらず、
「法廷」においてさえ、これら言葉のレイプは繰り広げられる。
加害者ではなく、まるで被害者を裁判にかけているかのような有り様なのは、一体何故なのだろう。
フランスでは2012年にセクシュアル・ハラスメント罪に関する法律が制定された。
民事で争い、被害者に立証責任がある日本とは異なり、セクハラ加害者は検察官によって取り調べを受け、禁固刑・罰金刑など刑罰に処せられる。
セクハラ被害を申告した被害者(被用者のみならず、内定者や応募者含む)に、追い討ち的に、会社や使用者からの差別や嫌がらせが行われたり退職勧奨などが強いられたケースでは、使用者に下される禁固刑や罰金刑が更に重くなる。
日本の司法も早く、欧米に追い付いて欲しいものだ。
