新0歳児保育の実際 | 現役男性保育士の保育園では言えないこと

現役男性保育士の保育園では言えないこと

都内で保育士をしています。
普段感じていることを書いていきたいと思ってます。

新0歳児保育の実際

「新0歳児保育の実際 誕生から1歳3か月未満児の育ちの姿と保育の手立て」

発行 特定非営利活動法人 東京都公立保育園研究会

2017年12月3日 初版発行

 

1997年に発行された「0歳児保育の実際」の改定新版。

発行は、東京都内の公立保育園の保育士で組織されている東京都公立保育園研究会。

旧版も持っているが、今回、1年ぶりにまた0歳児クラスを担当することになり、新版を購入して読んだ。

 

保育士になって、今まで、いろいろな本を購入したが、あまり、保育を体系立って詳しく記した本は少ない。

「○歳児の指導計画」とか「○歳児の保育資料」みたいな本も買ったが、指導計画の見本みたいな手っ取り早いものは載っていても、深く保育について書いてあるものはなかった。

 

昭和59年頃に、あゆみ出版から発行された、大阪保育研究所編集の「年齢別保育講座 ○歳児の保育」は、詳しく書かれていて、0歳児から5歳児まで、クラスを担任するたびに購入し、その後も、その年齢を担任するたびに読んでいる。

この本は、現在、別の発行元から新版が出ている。

 

「0歳児保育の実際」も、月齢ごとの発達の特徴と保育の心づかいが、

かなりきめ細かく書かれている。

今回の新版は、旧版の記載の今の時代にそぐわない部分が修正されているとともに、より深く保育にとって大切なことが掘り下げられて書かれている。

読んでみて、普段、自分がしている保育と同じだという感覚がした。

それは、区ごとに少しずつ保育は変わっていっているとしても、大元の部分は一緒だからということだと思う。

逆に、今まで知らなくて初めて知ったということはほとんどなく、自分の知識の再確認という感じであった。

各区のアンケート結果は、他区の様子を普段あまり掴めないだけに興味深かった。

 

この本には、0歳児保育で何が大切かということがしっかり書かれていると思う。

0歳児クラスを担任する人は、よかったら読んでみてください。

東京都公立保育園研究会のウェブサイトから申し込めます。