沖嶋柊二からのメールは6月には百通くらい来たと思います。
ミスチルの事桜井さんて方の事も多かったし、掃除ボランティア活動の事やお店の事。
本当にこの子神経衰弱になるほど真剣なんだと思うと何だか可哀想になりましたね。 たかがホストクラブごときでこれほど悩むこの子って何なんだろうとも思ったけど、そう思うのはいけない事だと直ぐに思い直したわ。
何故ならば私も銀座赤坂で水商売の道に約十年近くおりましたわけですからその時はやはり悩みもたくさんありました。
私も30代はホステス、赤坂芸妓、銀座マダムと体験して来たわけですから沖嶋の言う事も理解出来ました。
普通ホストがミスチルを仙台でやりたいなんて言ったら人は馬鹿者扱いするかも知れない。
しかし私はある程度のお金さえ出せるならばいろいろなルートを使い何とかこぎつける事が出来ると確信していました。
きっと必ず出来ると思うよ。今年は無理でも来年までに順序を踏めばねと私は沖嶋を励ましたメールを送っていたのです。
何故メールを保護してあるかと申しますと70歳の古希の祝いに私はある方に頼み波瀾万丈人生を出版する予定だからです。