アフガン乱射事件の容疑者、事件を覚えていない=弁護人
ロイター 3月20日(火)13時50分配信
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| 3月19日、アフガニスタンで地元住民16人を射殺したとされる米陸軍2等軍曹ロバート・ベイルズ容疑者(左)が「事件を覚えていない」と話していることが分かった。写真は昨年8月撮影。国防総省提供(2012年 ロイター) |
弁護人のジョン・ヘンリー・ブラウン氏は記者団に対し、ベイルズ容疑者が「事件が起きた夜について何も覚えていない」とし、同容疑者は混乱しているようだったと語った。
これより先、ブラウン氏は「事件の原因を断定するのは時期尚早であり、弁護団は今後ベイルズ2等軍曹の医療記録や証拠などを調査していく」との声明を発表していた。
所属する部隊の拠点であるワシントン州の軍当局者は19日、今週中にも同容疑者が訴追される可能性があると語った。
一方、同容疑者の妻も声明を発表し、犠牲者に哀悼の意を示すとともに、「なぜこのようなことが起きたのか、私も知りたい」と、現在の心境を述べた。
犯人の米軍人がやったことを覚えていないということは重要なメッセージだと思う。即ち、【もうアフガニスタン駐留は限界だ】ということだ。
このメッセージからは色々なことが受け取れると思う。
まず
①米軍はアフガニスタンの人たちと関係が上手く行ってなくてそれどころか憎んでいる、と言うこと。米兵から見ればアフガニスタンの自由のためにタリバンと命を賭けて戦っているのに現地の人は心を開いてくれず、むしろ迷惑がっている。米軍の行動に感謝もないその姿勢にアフガニスタン人に対して憎しみの心が胸の奥に沸き起こっているということ。
②この兵士は10年間で4回も招集されている。家庭では子煩悩でやさしい人だと言うことだ。4回も戦争での殺し合いをする現場にいる内に精神が病んでしまったのだろう。
③ただでさえ米軍に心を開かないアフガニスタン現地の人たちがこの虐殺後米軍に心を開くのはまず考えられない。これ以上留まっても改善する余地はないのは明らか。従ってこれ以上駐留する意味が無い。
ベトナムとの関係のように、一旦アフガニスタンから撤退し、数十年掛けて少しづつ関係を修復していくべきである。
事件後、オバマ大統領は直ちに撤退せず決められた時期まで駐留を続けると言ったが、国の面子で撤退時期の2年後までいるべきではない。
以上のことから直ちに米兵をアフガニスタンから撤退させなければいけない。新たな事件やこれ以上お互いの憎しみを増大させないために。