こんにちは!
影絵劇団かしの樹とドルチェヴィータです。


先日 10月23日(日)、

宮城県東松島市矢本町へ、ボランティア公演に行って参りました。


東松島市の、矢本西コミュニティ協議会の方々が、

矢本西地区のみなさんに、
震災で傷ついた心を癒してほしいという想いで、この鑑賞会を企画され、

私たちを呼んでくださいました。


上演内容は、

第一部は『小さな楽しいコンサート』
ピアノとバイオリンとチェロの生演奏を聴いてもらい、

第二部では、音楽影絵劇『星の王子さま』を観てもらいました。


会場にいらっしゃる皆さんのために、かわいいプログラムが用意されていましたよ♪

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当日、会場となった、矢本西小学校の体育館には、たくさんの人たちが集まり、
皆さん、心からこの日を楽しみにしてくれていた様子が伝わってきて、とても嬉しかったです!

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皆さん、とても真剣に鑑賞してくださって、

そして、

一部と二部の間の影絵教室では、

お人形を動かしたお友達も、
見ているお友達、そしてお父さんお母さん方も、
みんなで笑って楽しんで、大いに盛り上がり、

逆に私たちの方が、楽しませてもらった気分です!


本当にありがとうございました!




実は、私たち、
公演の前日、奥松島のホテルにお世話になっていました。
そこも、目の前が海で、被災された場所です。

ホテルのご主人が、震災の当時の事や、今も辛い思いをしていると、お話してくれました。
私には、返す言葉が見付からず、ただ、話を聞いてあげることしか出来ませんでした。

そして、ホテルから学校へ向かう途中、
津波の被害の傷痕が、未だにそのまま残っている光景を目にしました。


私たちに、何ができるのだろうか?と、少し弱気になったりもしました。


魔法みたいに、この街を元どおりにできればいいけれど、そんなこと出来ないから、

魔法みたいな影絵と、きれいな音楽で、みなさんの心が少しでも元気になるために、
私たちにできることを、精一杯やるしかないと思い、

精一杯、心を込めて、上演させていただきました。



皆さんが笑顔で楽しんでいる様子を、直に感じることが出来て、
心から、よかった!と思いましたし、
私たちにとって、その笑顔が何よりも励みになりました。



最後に、お礼にと、きれいな花束をいただきました。
私たちメンバー1人ずつに、子どもたちが手渡してくれました。


私たちからも、影絵を観てくれたお礼に、
皆さんにスクリーンの裏側を見学してもらいました。


その時、
花束贈呈の司会をしてくださっていたお母さんが、
私のところへ、今日の感想などをお話に来てくれました。

花束を渡してくれた子どもたちの中には、
家が流されてしまった子どももいたそうで、
でも、今日はとても楽しそうに観ていましたよ、と、教えてくれました。

そして、
この震災で、自分たちは、たくさんの方々から支援していただき、
「絆」というものを強く感じています。と、

今回上演した『星の王子さま』のテーマである、
「大切なものは、目には見えない」というメッセージにそって、

自分たちの目に見えない大切なものは「絆」だと教えてくれました。。





さて、

当日の朝、

会場では、矢本西コミュニティ協議会の方々が、早くから準備を進めていました。


客席の椅子を並べたり、

私たちの控え室に、
ステージの袖をきれいにして、畳まで敷いて、
ゆっくりくつろげるようにしてくださいました。


そして、なんと!
男性陣スタッフは、私たちの仕込みまで手伝ってくれました!


普段は、たったの4人でやっている仕込みですが、
一気に倍以上の人数に増えたので、はやい!

スクリーンも、あっという間にたってしまいました。

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色んな事に興味津々で、

「なるほど、だからこうなってんだな。」

と、納得をしながらお手伝いしてくださっていて、とても頼もしかったです!


終演後は、バラシまで手伝っていただいて。。


大変、お世話になりました!
心から、感謝しております!



今回、皆さんと出会い、一緒に時間を過ごせたことを、
私たちは、ずっと忘れません。


そしてこれからも、被災地復興を応援していきたいと思います!



かしの樹 銀河・生演奏班

(想いが多すぎて、長文となってしまいました。
読んでくださった皆さん、ありがとうございました。)