人気ブランジュリーに行くと、
まさに宝石箱のような美しいデニッシュが並んでいますよね。
季節のフレッシュフルーツを使ったデニッシュが、
シーズン毎に入れ替わったり。
パンは小麦粉を練って焼いたもの。
基本、季節性もなにもないんですけど、
使う素材や形で季節感をひねり出し、
お客様を楽しませる努力!
日本人らしいおもてなしの文化だよなぁと思います。
日本のパン屋さんのガラパゴス化には、フランス人もびっくりだそうな。
フランスのブランジュリーの菓子パンは、
パン・オ・ショコラとか、パン・オ・レザンとか、
生地の無駄がなく、
製造効率がよく、
材料がいつでも手に入るものばかりで、
その磨き上げられた効率性に、やはり文化を感じます。
缶詰でもなく、冷凍でもない、
フレッシュのフルーツをパンに使うのはかなりハードルが高いです。
いつも同じ大きさ・形のものが手に入るとは限りません。
パンだって、発酵や休ませる時間などで、焼き上がりが変わります。
焼いて、冷まして、クリームとフルーツ、ジャムで仕上げて・・・
職人さんにとっては、かなり手間が掛かると同時に、
焼いて終わりの「焼き物」ではなく、「生もの」なので、
施設・設備・衛生管理にも関わってきます。
それでも、見た目にも楽しんでもらいたい!
という心遣いと手間のかけ方が、
「季節を楽しむ粋」であり、「おもてなしの心」なんだろうなぁと。
今回ジェニーが買ってきたいちごも、
大粒でちょっとでこぼこした形でした。
菱型のデニッシュにどう盛り付けるか?
それを解決したのは、「細かく分割」すること。
放射状に8等分して、少しずつずらして並べれば、
元の凸凹の形はわからなくなり、
きれいにクリームを隠してくれました。
ツヤ出しのジャムを塗って、
ミントとローズマリーの花をトッピング。
ここは砕いたピスタチオなんかでもおしゃれですね。
いちごの赤と緑は好相性です。
で、こんなにおしゃれに盛り付けても、
最終的には手に持ってかぶりつくっきゃない。
ケーキとも焼き菓子とも違う、微妙な存在。
でも、デニッシュ生地とクリーム、
そしてフレッシュフルーツのジューシーさと酸味、
あうんだよねー。
パン屋さんでフルーツデニッシュを見かけたら、
職人のおもてなしのココロと技術を堪能してみてね。
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