アメンバーの皆様にはこれまで詳しくお伝えしてきましたが、改めて、奏の就活の結果とまとめを記したいと思います。
1. 就活結果:12連敗からの大逆転
結論から申し上げますと、奏は業界トップクラスの有名企業19社に応募し、幸運にも第一志望企業から内定(内々定)をいただくことができました。
しかし、その道のりは決して平坦ではありませんでした。
就職活動スタートがM1の2月と大幅に出遅れ、準備不足が結果に現れました。
ES(エントリーシート)落ち、一次面接落ちが続き、なんと12連敗。
通常、いくつかの内定を確保した上で志望度の高い企業へ挑戦していくものですが、奏の場合は「持ち駒ゼロ、内定なし」という危機的な状況の中で、第一志望を引き当てるという、まさに奇跡的な結末となりました。
【最終戦績】
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応募: 19社(各業界のトップ企業・人気難関企業中心)
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結果: 内定1社、最終面接落ち1社、一次面接落ち6社、ES落ち5社、選考中辞退6社
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備考: 最終面接まで進んだのは計4社。研究分野に直接関係する企業や文系就職は選ばず、理系として真っ向勝負しました。
2. 就活の振り返りと分析
■ 開始時期と準備の遅れ
修士1年の2月スタート。昨今の就活早期化を考えると、かなり遅いスタートでした。
自己分析や企業分析が不十分なままESを提出せざるを得なかったことが、序盤の苦戦につながったと感じます。
■ 理系ならではの「ガクチカ」
サークルやバイトのエピソードも用意しましたが、実際には「自分の専攻(研究)をどれだけ深く語れるか」も同じくらい聞かれます(特に研究職で応募する場合)。理系就活においては、研究内容が最大のガクチカになると痛感しました。
■ 専攻分野(研究分野)と応募企業の親和性
修士で研究している分野ど真ん中の企業には応募していませんし、専攻と近くもない企業にも応募しています。
最終面接まで残った4社は、いずれも「専攻とかすってはいる」かなという感じです。
■ 「科学大ブランド」の底力
親としてまざまざと見せつけられたのが、母校の看板の強さです。
奏だけでなく、同じように出遅れていた友人たちも、最終的には揃って難関人気企業に決まっていました。
どんなに落ち続けても、最後にはどこか(それも超優良企業)が拾ってくれる。
理系就職における「科学大」のブランド力は絶大でした。
また、面白い発見もありました。
巷ではそこまで難関と思われてない企業で落ちる一方で、難関とされる第一志望群のESはすべて通過し、1社を除き最終面接まで辿りつきました。
一般的に言われる就職難易度は「学歴フィルター」を含んだ指標であり、それがない科学大生にとっては、難易度よりも「企業との純粋な適性」が合否を分けるのかもしれません。
3. 最大の勝因は「本人の覚悟」
当初は親の目から見て、準備不足で危なっかしくて仕方がありませんでした。
つい口を出したくなるのを堪える日々でしたが、奏は頑なにサポートを拒否しました。
「失敗してもそれは自分の責任、全ての結果を受け入れる」
そう腹を括ってからの奏は、自分の人生と真剣に向き合い、面接練習をやり込み、終盤には見違えるほど頼もしい就活生へと成長しました。
この「土壇場の踏ん張り」こそが、奇跡を手繰り寄せた一番の要因だと思います。
おわりに
就職は人生のゴールではなく、スタートです。
そのスタートを、自ら望んだ第一志望の企業で切れることは、モチベーションの点でも非常に幸せなことだと思います。
「穏やかでホワイト」な環境に甘えることなく、プレッシャーのない中で伸びのびと成長し実力をつけ、自分の選んだ道を「正解」にしていってほしいと願っています。
花子の時とは全く違う、ハラハラドキドキの奏の就活。
これにて、筆を置きたいと思います。
最後になりますが、科学大志望のみなさま、頑張りに見合う価値が十分すぎるくらいある素晴らしい大学ですので、是非、受験勉強頑張って下さい!
長い間お付き合いいただき、本当にありがとうございました。
(奏の就活記、完)