難関国立理系と国立医学部の距離感2025 | 理系女子の難関大受験記&親父のつぶやき

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2025年の河合塾入試結果データを入手しましたので、アップデイトをします。

 

 

 

 

理系上位層の中には、難関国立理工系学部を目指すか、国立医学部を目指すか、を悩まれている方、多いと思います。

 

両者にどれくらい差があるのかを知ることにより、目指せるのかそうでないのか、雰囲気を知っておくのは有用かと。

 

 

すべての国公立医学部の合格者平均偏差値(河合塾記述模試:英数理科2科目の総合偏差値:国語入っていません。)と共通テスト平均得点率を一覧表にしています。

ボーダーではなく、平均です。

私は、ギャンブルではなく、しっかり合格したいなら合格者平均を目指すべきと思っていますので、このデータを利用しています。

赤字が理系学部、赤字以外は医学部医学科になります。前年比も併記しました。

 

もちろん、河合塾偏差値で各大学間の難易度を適切に測れるかという論点もありますので、あくまで参考値。

医学部は定員が少ないので対策をしっかりしないと合格しにくい部分もあり、そう単純ではないと思っています。

 

それでは、どうぞ。

 

国立医学部 偏差値 前年比 共テ 前年比
東大理Ⅲ 77.8 0.9 94.1% 1.5%
京都 75.6 0.3 92.1% 0.9%
大阪 74.1 0.7 90.7% 0.5%
東大理Ⅰ 73.4 0.3 91.7% 0.9%
医科歯科 72.9 0.3 92.5% 3.1%
名古屋 72.4 1.2 91.0% 2.0%
東大理Ⅱ 72 0.7 90.3% 1.4%
奈良県立医科 71.8 0.9 89.7% 1.9%
千葉 71.5 0.3 89.5% 1.6%
神戸 71.5 1.6 89.1% 0.4%
大阪公立 71.3 1.1 87.7% 0.5%
九州 70.5 -0.3 90.0% 0.4%
横浜市立 70.3 0 88.3% 0.4%
---------------偏差値70------------
北海道 69.7 1.3 89.4% 2.3%
京都・電気電子 69.6 1.3 87.1% 0.7%
山梨 69.4 1.7 87.8% 2.1%
東北 69.1 -0.5 88.6% 2.4%
名古屋市立 69 0.5 86.4% 0.4%
広島 68.9 0.9 86.6% 1.5%
岡山 68.3 -0.9 86.8% -0.5%
京都府医 68.3 -0.6 87.2% 0.9%
筑波 68 0.6 87.0% 0.9%
金沢 67.7 0.6 84.8% 1.1%
長崎 67.5 1 83.8% 1.2%
東工・工学院 67.4 1.3 83.5% 2.6%
新潟 67.3 0 84.9% 3.2%
和歌山医科 67.3 0.8 83.9% 1.8%
三重 67.2 0.7 86.3% 2.2%
熊本 67.2 0.7 85.8% 2.0%
岐阜 67.2 1.9 84.5% 1.6%
信州 67.1 0.1 85.9% 2.5%
宮崎 66.7 1.3 84.9% 2.5%
浜松医科 66.2 -1.3 85.4% 2.7%
鹿児島 66.2 0.1 85.1% 0.8%
山口 65.7 -0.2 84.2% -0.2%
群馬 65.4 2.5 83.7% 2.6%
鳥取 65.3 0.7 83.4% 0.4%
富山 65.3 1.3 83.0% 1.7%
山形 65.2 0 85.7% 1.8%
福島県立 65.2 0.1 81.3% 2.0%
札幌医科 65.2 0.6 84.4% 2.0%
---------------偏差値65------------
徳島 64.9 -0.5 85.6% 2.2%
香川 64.9 -0.1 81.4% -1.8%
佐賀 64.9 0.3 84.7% 0.5%
阪大・電子情報 64.7 0 84.9% 2.1%
高知 64.5 -2.4 81.4% 1.6%
福井 64.5 -0.5 84.5% 0.7%
大分 64.4 2 82.0% 1.2%
琉球 64.1 -0.3 84.7% 1.3%
滋賀医科 64 -1.8 84.2% 0.9%
旭川医科 64 0 82.2% 2.4%
東北・電気情報 64 1.1 83.2% 1.8%
秋田 63.9 1.4 84.4% 3.2%
愛媛 63.7 0.2 81.1% 2.9%
名大・電子情報 63.5 1 83.4% 2.7%
九州・工・Ⅰ群 62.9 0.5 84.1% 2.1%
弘前 61.5 -0.1 79.1% 0.0%
島根 61.2 -0.2 81.8% 1.0%
北海道・総合理 61.2 0.2 80.4% 1.6%

 

如何でしょうか?

 

国公立医学部と比較しても東大合格者は最上位に近い位置にあるのと国公立医学部の難易度の幅広さに改めて驚きました。

 

また、国立医学部だけでなく旧帝工学部も表に併記していますが、実際の合格難易度として比較できるかというと難しくあくまで目安と考えたほうが良いと思います。

 

たとえば、東工大志望だが少し厳しそうなので簡単めな地方国立医学部に変更するという受け方が通用するかというと、共通テストで失敗できないとか、二次試験の傾向が全く違うとか、そう簡単でもないような気がしますので、高3の早い時期までには志望校を決める必要があると思っています。