私の密かな楽しみは、「毎日が日曜日」のリタイア後の生活を妄想することです。
そうは言っても先立つものは金目の話。
それはそうなのですが、
日本人は心配しすぎと思うこと、過去記事に書きました。
今日は、もう少し具体的に必要な老後生活費を真面目に計算してみました。
まずは、総務省公表の家計調査年表(2022年)から、
65歳以上の夫婦のみの無職世帯 (夫婦高齢者無職世帯) |
|
食費 | 6万7,776円 |
住居 | 1万5,578円 |
光熱・水道 | 2万2,611円 |
家具・家事用品 | 1万371円 |
被服及び履物 | 5,003円 |
保健医療 | 1万5,681円 |
交通・通信 | 2万8,878円 |
教育 | 3円 |
教養娯楽 | 2万1,365円 |
その他の消費支出 | 4万9,430円 |
非消費費出 (直接税・社会保険料) |
3万1,812円 |
合計 | 26万8,508円 |
総支出は27万円程度なので、
年金だけでは足りませんが、
多少の資産運用益、あるいは貯金の取崩で
十分にやっていけそうにみえます。
本当にそうでしょうか?
住んでいる場所や生活水準によって全く違うように思いますので、私自身に置き換えて試算したところ、全く違う金額になりました。
まずは、住居費。
1.住居費+54,422円(全国平均平均15,578円→我が家70,000円)
まずは、住居費です。
全国の月平均の住居費15,578円!
約15,000円って安すぎないですか?
あり得るのでしょうか?
首都圏住みなら固定資産税(月割)だけでオーバーしますし、マンションの月管理費にもなりませんね。
一戸建てなら、屋根や壁などの修繕費用を月割計上するとそれなりの金額になるはずです。
我が家は23区内の築古マンション住みなので、大幅オーバーです。
(1)管理費+修繕積立金 5万円
築浅のマンションなら少し安いかもですが、
(2)固定資産税 2万円(月割)
23区内、駅近に住んでいれば、これくらいは当たり前かなと思います。
都心3区ならこんなものでは済まないはずです。
続いて、交通通信費。
2.交通・通信費+34,122円(全国平均28,878円→我が家63,000円)
レジャー(旅行ゴルフ外食など)
本当は自動車の買い替え費用の月割額も含めるべきと思いますが、一生乗り潰しと仮定し維持費のみで計算しました。
(1)駐車場代 35,000円
我が家は都内駅近マンションなので
かなり高いです
(2)車検費用/自動車税(月割)、ガソリン代、洗車代 20,000円
(3)スマホ代、固定電話代 8000円
都内の車持ちは、かなり金食い虫です。
都内駅近なら車はなくとも生活は出来るので、かなり贅沢品になります。
逆に言えば、手放せば余裕が生まれる有力な選択肢を持っていると前向きに考えています笑。
そして、水道光熱費。
3.水道光熱費 +5,757円(全国平均平均22,611円→我が家28,368円)
我が家は、冬場は床暖房ガンガンですし、電気を点けっ放しで寝落ちするなど、節電劣等生です。
昨年の年間支出額は
電気代167,460円、ガス代116,469円、水道・下水道代38,477円
の計340,419円でした。
月平均だと28,368円と、
意外と全国平均に近かったです。
みなさんと比べどうでしょうか?
これ以外の項目、食費や娯楽費など他の項目は月によってバラツキがあり、良くわからないのですが、明確な住居費、交通費・通信費、光熱費の3項目だけでプラス9.5万円という結果。
ということは、少なくとも月36.5万円以上は必要ということになります。
私の場合、旅行、飲み会(外食)の頻度は全国平均よりも高いと思いますし、家電なども多分全国平均より高いものを買っていることは間違いないので、もっと多くの支出になりそうです。
ということで、それなりに楽しい生活を送ろうと思うと、
老後の生活費は40万円以上はかかるんちゃうか、って思いました。
思ったよりかかりますね。