タワマンはアリか、ナシか? | 理系女子の難関大受験記&親父のつぶやき

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最近、タワマンのディスり記事を良く見かけます。

 

https://gk-cons.co.jp/column/tower-condominium-demerit/

 

 


 

 

 

今日は、100軒見太郎、マンションヲタクの私からみたタワマンはアリ、か、ナシか、について、忌憚ない意見を書きたいと思います。

 

まず、タワマンの定義って知っていますか?

 

みなさんのイメージするのはこれですよね。

新築分譲時に見に行って感動した佃島センチュリーパークタワー

 

実はタワマンに正式な定義はなく、一般的に20階建て以上のマンションをタワマンと呼んでいます。

 

ですのでこれもタワマンです。

 

 

 

 

何故20階建て以上かと言うと、建築基準法で高さ60mを超える建物にはとても厳しい規制がなされていることによります。

 

 

階高(1フロアの高さ)はだいたい3mなので20階建てのマンションが高さ60mを超え、最も厳しい規制を受けるマンションになると言うことです。

 

実際、20階建てのマンションはあまり見たことがなく、規制を避けるため、18-19階建てのマンションにするか、諦めて22階建て以上にするマンションが多いように思います。

 

一般的にタワマンのメリット、デメリットは以下のとおりとされています。

 

【メリット】

◎立地が良い

駅直結とか、駅5分以内がボリュームゾーンで、駅徒歩15分のタワマンはあまりみません。

もちろん、タワマンでない好立地マンションもあります。

 

◎眺望

前述した佃島センチュリーパークタワーなど、リバーフェイスマンションなら低層階でも眺望が楽しめますね。

ただ、タワマンでなくとも同じ立地なら、40階建ての15階の部屋も15階建て15階の部屋の眺望は変わりません。

 

◎高級感

これは主観ですが、センチュリーパークタワーを通るたびに圧倒的な存在感、高級感を感じます。築25年とは思えませんね。

 

◎充実した施設

ラウンジやゲストルーム、スポーツジムやプール、最近ではインドアゴルフなんかもあったりします。

フロントサービスもホテルのコンシェルジュのようなところもあります。

 

【デメリット】

◎エレベーター待ちが長い

近くのコンビニに行ってお茶を買って帰ってくるまで30分かかる、といった都市伝説があります。

 

もちろん、これは誇張でエレベーター1基あたりの住戸数が重要です。

 

60戸/基ならストレスなし。60-80戸/基で少しストレス、80/基を超えるとかなりストレスと言われます。

 

300戸のマンションならエレベーター5基あればノーストレス、4基でラッシュ時に少しストレス、3基だと常にストレスを感じるといったところなので、タワマンかそうでないか、に限らずエレベーターの基数は重要です。

 

実際、我が家は50-60戸/1基ですが、平均待ち時間は1分以内、朝のラッシュ時でも2分待つことは滅多にありません。

 

◎ベランダがない、窓を開けられない、洗濯物が干せない

 

これはマンションによります。タワマン最上階でもベランダに出ることも洗濯物を干すことも出来るマンションもあります。

 

◎維持費が高い

プール付き、ジム付きなど、共用部が充実しているほどコストはかかります。また、立地が良過ぎるので駐車料金も高めに設定されています。

ただし、小規模マンションで同じ施設を維持しようとする場合と比べ、スケールメリットがあり割安となります。

維持費に見合った便益を得ていることを実感できるかが、鍵となりそうです。

 

 

ここまでをお読み頂ければ分かるとおり、結局、物件によるということかと思います。

絶好タワマンじゃなきゃ駄目だ、とか、タワマンはありえないとか、決めてしまうのは、選択肢が狭くなり勿体無いように思います。

 

ただ、私は、タワマンに限らず、マンションは大規模のものが良いと思っています。

 

月給25万円の管理人さん1人雇うコストは50戸のマンションなら1戸あたり5000円ですが、500戸のマンションなら1戸あたり500円といったスケールメリットがあります。

 

なかなかやる人がいないマンションの理事も500人いれば立候補での充足も期待できます。

 

あと一つ付記するとマンションの駐車場代。

タワマンに限らず都内駅直結とか駅前マンションはどんなに安くても3万円はすると思いますし、山手線内なら4-5万円も普通です。

 

この駐車場代、誰に支払っているかというと外部に流出しているわけではなく、マンション管理組合で修繕積立金に回るということになります。大げさに言えば、自分で自分に払っているようなものです。

 

もちろん、駐車場が機械式で多額のメンテナンスコストがかかってしまう場合は別ですが、平置きの自走式駐車場なら修繕積立金問題をかなり軽減できることになります。

 

 

ということで、結論は、タワマンはアリ。

 

これは絶対タワマンが良いと言う意味ではなく、駄目なタワマンもあれば、タワマンでなくとも素晴らしいマンションもあるので、フラットに考えて良いのではと言う意味。

 

ただ、都内、好立地の大規模マンションとなると必然的にタワマンが多くなると思います。

 

 

と、ここまで記事にしたものの都内マンション高過ぎて買えませんね。。。