複数のブロ友さんの記事を観て、居ても立っても居られなくなり、
ラストマイル
観に行って来ました。
ちょうどファーストデイ割引もあった昨日、出かけていた聖子を口説いて夕方合流しての映画デート。
数年前まで、夫婦50割(どちらかが50歳以上なら2人とも1300円)があって日程を気にせず映画鑑賞が出来たのですが、なくなってしまった(一部残っている映画館もあるが割引が少なくなった)ことがとても残念です。
「あーでもない、こーでもない」と語るところまでが映画鑑賞の楽しみ。
映画鑑賞も、スポーツ観戦も基本的に独りで行くことはほぼなく、誰かを無理矢理誘う派です。
いやー、迷惑千万ですね
ストーリーは私が書くより予告編をみたほうが早いので、こちらをどうぞ。
みてのとおり、誰がどう見ても舞台の企業は「アマゾン」なのですが、ポチッと押せば翌日には届く超便利な仕組みの裏には多くの人の汗や犠牲があるということを考えさせられる内容となっています。
今から5年ほど前にアマゾンジャパンがようやく日本国に2年間で300億円(1年150億円程度)を納税したことが話題になりましたが、それまでは日本で事業をしているわけでは無く一時的な倉庫があるだけとの主張がとおり、
日本に殆ど納税していなかったことは超有名です。
今や、日本の企業を食い尽くし、昨年のアマゾンの日本市場売上高は10年前の4倍以上3.6兆円に達しています。
これは、2位のヨドバシカメラ約2000億円や3位のZOZO1800億円に対し、20倍近い圧倒的シェアとなっています。
最近は日本でまともな(違法という意味では無く、ヨドバシなど日本企業と同等にという意味)納税をするようになったのか、公表されていないので分かりませんが、全世界ベースの納税率がかなり低い状態が続いているようです。競合他社とフェアな戦いになっていないようにも思えます。
私たち消費者は知らず知らずのうちにこの巨大企業に貢ぎ、結果として日本企業をドンドン潰していること、身を粉にして働いている従業員や物流業者は、いったい誰のために頑張っているのか、そこまで頑張る必要があるのか、改めて考えさせられる映画でした。
もちろん、ミステリーとしても秀逸で、ロッカーのサインの意味とか、ラストシーンとか、まだまだ自分の中で理解できないところがたくさんあり、もう一度観に行こうかなと思っています。
オススメなので、みなさんも是非。