トレンチコートはバーバリーかアクアスキュータムか? | 理系女子の難関大受験記&親父のつぶやき

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子ども2人の受験監督を務めた50代親父が綴る受験日記です。
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買い物の記事を書いていたらとても楽しかったので爆  笑

 

今日は、トレンチコートの話です。

 

興味のある方だけお付き合いいただければと思います。

 

 

私の若かりし頃、トレンチコートと言えば、バーバリーでした。

 

というよりも、アクアスキュータムは知りませんでしたガーン

 

大学時代の夏休みに英国旅行にいった際、現地の日本人から

 

「こちらではバーバリーよりアクアスキュータム。英国軍や王室御用達ブランドで、ハイクラスの人はみんなアクアスキュータムを着てるよ」

 

とアクアスキュータムの購入を薦められましたが、そのときは

 

「なんだかバーバリーのまがい物みたいなアクアスキュータムより、やっぱり本物のバーバリーが良いな」

 

と思ったことをよく覚えています。

 

なぜ、日本ではバーバリーだったのか?
 

日本では1970年代から三陽商会がライセンス契約を結び、日本市場で独自のライセンス販売を行っていたため、日本での認知度は抜群だったんです。一方のアクアスキュータムは、単なる英国メーカーで輸入品が細々と売られているだけだったので、日本では知る人ぞ知るブランドだったわけです。

 

 

実際に歴史や評判を調べてみると、当時の「バーバリーよりアクアスキュータム」というのもあながち間違いではなく、英国内では双璧かアクアスキュータムが少し優位だったのだろうと思います。

 

つまりは、知名度・ブランド力は、

英国内では、アクアスキュータム≧バーバリー、

日本ではバーバリー>>>アクアスキュータム

 

といったところ。

 

そんなアクアスキュータムですが、1990年にレナウンに買収され、日本で独自販売されるようになり、一気に知名度があがりました。

 

浜崎あゆみを使った広告を覚えている人も多いのではないでしょうか。

 

 

 

バーバリーに負けない伝統のあるアクアスキュータムのイメージを人気歌手にしてしまうのも如何なものかと思いますが、それだけ日本での知名度やブランド力が低く、とにかく知ってもらうことに必死だったのでしょう。

 

その甲斐もあって日本でもバーバリーとアクアスキュータムが双璧というブランドイメージや知名度は上がったのではないかと思います。

 

で、両者は今はどうなっているか、ご存知でしょうか。

 

凄いことになっているんです。

 

バーバリー社は2015年に三陽商会との契約を解消し、日本でのライセンス販売はなくなりました。


英国では20-30万円のものが日本でのライセンス販売品は半額くらいの価格帯で販売されていたため、バーバリー側がブランドイメージを守るため三陽商会を切ったと言われています。

 

現在、バーバリーのトレンチコートはデパートなどで英国からの輸入品として30万円前後で売られています。

 

 

 

 

一方のアクアスキュータム。レナウンの破綻により権利が手放され、無名の小泉グループという会社がアクアスキュータムブランドとして日本で製造販売を行っていますので、バーバリーより何割か安く買えます。

定番モデルをメインに扱っているので品質やデザインはキープされていると思われます。


ということで、まとめると、伝統を活かしブランド力を高めるべく日本を撤退したバーバリー、業績不振でタライ回しされブランド力を維持するのが大変そうなアクアスキュータムといったところかと思います。


 

で、私は今、どちらのコートを着ているのか。。。


 

今は、このモデルを愛用しています↓

 

 

 

このシングルトレンチ、メチャクチャ格好良くないですか!!

 

とてもお気に入りの1着です。

 

 

ちなみに洋服は、季節外れに買うのが一番安いです。

 

私は、3年前の真夏にアウトレットでこのアクアスキュータムのコートを約5万円で購入しましたてへぺろ

 

アウトレットの店員さんが「人気の定番モデルでこの価格はあり得ない。サイズもピッタリで本当にラッキー、奇跡です。」と凄い熱量で語っていましたが、今考えても本当にそうだったんだろうと思います。

 

 

また、バーバリーのコートも三陽商会時代に潮見のアウトレットで7万円で購入したものを持っている(だいぶくたびれています)のですが、今では高過ぎて手が届かない存在になりましたので捨てられずいますびっくり