藤井聡太とライバル棋士の距離感 | 理系女子の難関大受験記&親父のつぶやき

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子ども2人の受験監督を務めた50代親父が綴る受験日記です。
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6日に行われた王位戦で藤井聡太王位が豊島9段を破り4勝1敗でタイトルを防衛し、5冠を維持しました。

 

これでタイトル戦は挑戦者で5回、タイトルホルダーで5回出場し、10戦10勝、パーフェクトです。

それもカド番まで追い詰められたことは1回だけで楽々奪取、防衛を繰り返しています。

 

1番くらいは負けることがあっても5番勝負、7番勝負の戦いなら取りこぼすことはないという手が付けられない状況になっています。

 

それでは、藤井聡太と他の棋士にはどれ位差があるのでしょうか?

 

将棋の実力をみる最も適切な指標は「レーティング」と言われています。

 

現役プロ棋士169名中上位20名の9/8現在のレーティングと藤井聡太からみた各棋士との期待勝率は下記のとおり。

 

順位 棋士名 レート 期待勝率
一発勝負 五番勝負 七番勝負
1 藤井聡太竜王 2065  
2 豊島将之九段 1906 71% 86% 89%
3 渡辺明名人 1904 72% 86% 89%
4 永瀬拓矢王座 1895 73% 87% 91%
5 稲葉陽八段 1831 79% 94% 96%
6 服部慎一郎四段 1819 80% 95% 97%
7 広瀬章人八段 1819 80% 95% 97%
8 斎藤慎太郎八段 1807 82% 95% 97%
9 菅井竜也八段 1802 82% 96% 98%
10 糸谷哲郎八段 1801 82% 96% 98%
11 佐藤天彦九段 1791 83% 96% 98%
12 伊藤匠五段 1784 83% 97% 98%
13 佐々木大地七段 1784 83% 97% 98%
14 大橋貴洸六段 1775 84% 97% 99%
15 羽生善治九段 1771 84% 97% 99%
16 増田康宏六段 1767 85% 97% 99%
17 八代弥七段 1757 85% 98% 99%
18 山崎隆之八段 1757 85% 98% 99%
19 丸山忠久九段 1757 85% 98% 99%
20 近藤誠也七段 1756 86% 98% 99%

 

みてのとおり、1人だけレーティングが突き抜けています。

 

○をレート差30として、上位10人を距離感で表すとこんな感じ。

 

藤井聡太

豊島、渡辺、永瀬

稲葉、服部、広瀬

齋藤、菅井、糸谷

 

 

藤井聡太が1人突き抜け、豊島、渡辺、永瀬の3強が続き、そこからまた差があって稲葉以下上位棋士が団子状態になっているという感じなんです。

 

それでも、ここに挙げたトップ10の超一流プロ棋士なら、藤井聡太相手に一発勝負で2-3割勝てますが、番勝負のタイトル戦になると絶望的な数字となっています。

 

ちなみにレーティングがプロの中で真ん中あたりの平均的なプロ棋士だと一発勝負で勝つ可能性はたったの6%となりタイトル戦になると1%未満になってしまいます。

 

藤井聡太の突き抜けっぷりを分かっていただけたでしょうか。

 

藤井聡太5冠。残りの3冠は、名人、棋王、王座です。

 

名人戦はA級棋士総当たりなので負けても優勝すれば挑戦できますが、棋王戦と王座戦はトーナメントなので負けたら挑戦者になれませんので難易度が少し高いです。

 

今年度の藤井聡太は、名人戦は現在1勝1敗、棋王戦はベスト8まで進出していますが、王座戦は既に敗退しています。

 

近い将来、藤井8冠となることは確実に思えますが、今の小中学生から藤井聡太を止める天才少年が出てくる可能性もゼロではありません。

 

注目は山下数毅くん。最近、中2で奨励会3段に昇段した(藤井聡太は中1で3段昇段)注目株です。

 

父の剛さんは京都大学数理解析研究所講師で、世界的な数学者。

あの望月教授の愛弟子だそうです。

 

 

 

 

母の紀子さんも大手予備校「河合塾」で数学講師を務めているそうで、まさに「数学脳」の継承者。

 

10月から始まる3段リーグを突破し、藤井聡太以来の中学生棋士誕生となるか、注目しましょう!