東工大 学院制って何? | 理系女子の難関大受験記&親父のつぶやき

理系女子の難関大受験記&親父のつぶやき

子ども2人の受験監督を務めた50代親父が綴る受験日記です。
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2016年4月、東工大は日本の大学で初めて、学部と大学院を統一し、学院を創設しました。

 

「学院」では、学士課程(※学部相当)と修士課程、修士課程と博士後期課程の教育カリキュラムをシームレスに設計したものです。

 

 

 

 

分かったような、分からないような。。。

 

受験生向けには下記の説明もあります。

 

 

 

 

どうです、分かりました???

 

研究系統を大括りにまとめたものが「学院」で、学院の中に細分化された「系」があり、それが大学院まで繋がっているということのようです。

 

誤解を恐れず説明すれば、「学院」が学部、「系」が学科のようなイメージと考えて良いのではないかなと思います。

 

受験生は入学時に志望する「学院」を選んで受験するわけですね。

 

そして、1年後に「系」を選択する。

 

1年後に東大で言う進振りがあるイメージです。

 

東大の場合は理工系としては入学時に理Ⅰと理Ⅱの2つにしか分けられていません。

 

理論的には2年後の進振りでどの学部・学科でも選べますが、実際は成績によって行ける学部学科が限定されてしまいます。

 

成績が良ければ一番興味のある分野を専攻できる一方で、自分の興味がある分野が全く選べないリスクもあるわけです。

 

東工大の良いところは、入学時に選択する「学院」が6つに分けられていることです。


高校3年生に将来やりたい研究が決まっている人はそう多くはないと思いますが、おおよそ興味がある分野、あるいは全く興味ない分野を選ぶことは出来ると思いますし、むしろ、選ばせて欲しいと思う人のほうが多いように思います。

 

何しろ、理系の場合は6年間結構な大変な勉強、研究をしなければなりませんので、興味のない分野になってしまうのは地獄だと思います。

 

おおよそのやりたいジャンル(「学院」)は入学時から決めることが出来、細かい専攻(「系」)は入学1年後に選ぶ、というシステムです。

 

そして、原則としてその選んだ専攻が大学院までシームレスで繋がるという仕組みとなっています。

 

では、具体的に、志望学院をどう決めれば良いのか、私なりの考え方を書きたいと思います。