期待の一発目のツモは・・・
皮肉にも最高形に仕上がるはずだった「6萬」。
そして2発目のツモは・・・
リー・ヅモ・三暗刻・赤・ドラ・・・
裏ドラは乗らずハネツモの2着。
役満は上がり損ねる事となってしまいました。
・・・
ここでキー牌だったのは「6萬」。
私が四暗刻を決め打っていれば「6萬」でテンパイ。そして『西』で即ツモでした。
もしくは「6萬」が先に来てテンパイしていれば・・・
しかし麻雀ではこのような状態を『一牌の後先』と言い、よくある事でもあります。
何をツモって来るか分からない以上、私たち麻雀打ちは常に目の前にある材料を活かし『最善の一手』を打つしかありません。
それに「たら・れば」を言ったらキリがありません。
「赤5萬」や「ドラの7萬」を切っていれば、他家に仕掛けられている可能性もあったのですから。
『一牌の後先』
これがあるから麻雀は面白いと言えるのではないでしょうか・・・
そしてその日・・・
「いやータミーさん、土曜日に飲み会があるよ~!!」
タカツさんがハシャいでいます。
またしてもタカツさん、キモトさん、タミーさんの3人と、女子の3人で合コンをする模様。
しかし店の中で公言するこの行為・・・
私を誘いたくて、ワザと聞こえるように言っているのでしょうか?
なんてテレ屋さんなんでしょう。
仕方ありませんね。
私が詳細を聞いてあげると・・・
「土曜日の20時からっす!じゃ、銀河さんよろしくね~!!」
そう言い、彼らは店を後にしました。
しかし・・・
土曜日の20時にどこに行けば・・・
肝心の場所がわかりません。
お茶目タカツさん、場所を先に言ってくれないと。
うっかりしちゃいましたね。
・・・
ここでも『一パイの後先』で私はパイをツモる事ができませんでした・・・












