香港 2011年8月17日(水曜日)
旅行代理店が突然閉鎖、1000人に影響[観光]
突然閉店し、翌日には営業を再開するなど顧客を混乱させていた旅行代理店の夢想假期(アイディアル・ホリデー)が15日、正式に営業を停止した。政府当局や業界団体の香港旅行業議会(TIC)との話し合いの末、営業免許をはく奪された。同社は13日、中国本土へのツアーを予約していた客に何の説明もなく閉店するも、翌14日にはTICなどに営業再開の許可を求め、関係者を当惑させていた。16日付サウスチャイナ・モーニングポストなどが伝えた。
夢想假期との話し合いを持った旅行業コミッショナー事務署の羅淑佩(ロザンナ・ロー)コミッショナー代理は、同社の閉店騒動によりツアー催行に支障が出た顧客は、他旅行代理店のツアーに参加できると強調。代替ツアーがない場合は、TICの補償基金からツアー代金の9割が払い戻される。被害に遭った顧客1,100人が支払ったツアー代金は20万HKドル(約197万円)に上るという。ツアー代行に名乗りを上げている旅行代理店SIG(信成假期)によると現時点では、「800人に対して予定通りツアーを催行するメドが立っている」という。
夢想假期は一時閉店の理由を「短期的な資金繰りの悪化」と説明。一部ツアー客の代金が未回収の状態で、本土のツアーバス会社にバス利用料を払った場合、店舗賃料の支払いが滞ると判断したと述べている。同社は80万HKドルの債務を抱えているとされる。
営業停止する直前にツアーに出発した顧客からは、集合場所にツアーガイドも送迎バスも現れなかった例などが報告されていた。
NNAより