TOCOM 3月限納会値
東京バージガソリン 55,030円 ・ 東京バージ灯油 67,180円
中京ローリーガソリン 56,400円 ・ 中京ローリー灯油 65,770円
1月限ドバイ原油 最終決済価格 46,150円
※原油価格の前週比:約+1,700円高
Dubai原油2/19分は約41,300円、2/26分は約43,000円ですので、前週比約+1,700円高となっております。
※先週の元売り改定発表
・外資系元売り先行指標 :ガソリン-1.0 他油種-0.5
・国内最大手元売り基準価格:全油種-1.5
【ガソリン】 +1.0
TOCOM東京バージガソリン3月限は55,030円(前週比-510円)、中京ローリーガソリンは56,400円で納会を迎えました。
本日のJOXでは、海上京浜ガソリンの成約はありませんでした。
3月の海上現物とTCM原油7月とのクラックは約20.5円となっております。
原油価格はWTI期近(4月限)が63.91ドル(前週比+2.36ドル、約+3.8%)、Brent原油期近(4月限)が67.50ドル(前週比+1.83ドル、約+2.8%)、ドバイ原油が63.93ドル(前週比+2.19ドル、約+3.5%)となりました。
陸上スポットマーケットですが、先週の下げ改定を受けて一段と下落しました。一部地域では110円台前半まで価格が聞こえてきていました。ただガソリンの取引は盛り上がりに欠け、積極的な動きが無い状況は続いています。
改定ですが、原油価格を19日と26日との比較でみると約1,700円の上昇、平均価格で見ると2月13日~2月19日平均41,000円、2月20日~2月26日平均42,000円と約+1,000円の上昇となっていますが、これまでの傾向を見ると平均価格の影響が大きいと思います
そのため今週の改定は+1.0円になると予想します。
【灯油】 +1.0
TOCOM東京バージ灯油3月限は67,180円(前週比+2,180円)、中京ローリー灯油は65,770円で納会を迎えました。
本日のJOXでは、海上京浜灯油の成約はありませんでした。
3月の海上現物とTCM原油7月とのクラックは約27.3円となっております。
ローリー灯油については足元のスポット取引の価格より高い水準です。気温は気象庁の1か月予報(2月22日発表)によると2/24~3/2の週は北日本で低い見込みであるものの、それ以降の週では平年並みまたは高い見込みです。3月に入り需要が減少するであろう季節にコンタンゴになっている背景には持続的な在庫薄と製油所不調による供給不安があるものと思われます。それに加えて一部元売灯油枠の大幅なカットの話が出てきているところもあり、3月も灯油は警戒が必要だ、という声が聞かれました。
国内在庫は約125万KL(前週比約-2万KL)と、前年の86%程度になっています。
改定ですが、灯油は供給に不安はあるものの先週の元売改定を見ると他油種に格差を付けずに原油価格に合わせて改定幅を決めるのではないかと思います。
そのため今週の改定は+1.0円になると予想します。
【軽油】 +1.0
【重油(A)】 +1.0
【重油(LSA)】 +1.0