(熊野街道篇)
前回に引き続き高津神社、ここは上方落語と縁の深い土地でして、
「高津の富」や「崇徳院」などの舞台でも知られ
境内には高津の亭と云う落語会の開かれる建物まであります。
この「高津の富」を得意にしていたのが、
昭和上方落語四天王の一人5代目桂分枝で、
分枝最期の高座もこの高津神社で行っています。
その分枝が晩年得意にしていた創作落語に「熊野詣」が有ります。
折角熊野街道を行っているのですから、そのさわりを少し。
―昔から、伊勢へ七度、熊野へ三度てなこと申しまして、
お伊勢参り同様、熊野詣でも大変盛んやったそうです。―
エエでしょ、なんだか引き込まれていきそうな噺です。
さて、いくら寄り道をし倒しているとはいえ、
少しは進まないとあきませんね。
前回は今の地名で云うと谷町9丁目辺りまで進んだのでした。
信号を渡ると正面に新しい天王寺の目印、
阿倍野ハルカスが見えてきました。
熊野街道の一里塚が有ります。
ここから、少し東折れして上町筋を越えます。
江戸時代の観光案内所「摂津名所図会」に
「上野王子は今の上ノ宮なるべし」と云う記述があることから、
上之宮高校の向かい、
上之宮台ハイツの前に上野王子の碑があります。
現在上野王子はもちっと先、大江神社に合祀されています。
熊野街道に復帰して南進、
天王寺警察署の角を西折れすると谷町筋に出ます。
正面に見えてきたお寺は四天王寺の支院、
見かけか派手なのでいつも気にはなっていたのだが、
入ったことなし。今回もパスします。
そして、その裏手西側にあるのが勝鬘愛染堂と大江神社です
つづく









