しかし、ここで新たな思い付きが、
どうせ寄り道したおすのなら、
紀州街道だけ行かなくてもええやんと思いました。
そこで再び八軒屋に戻ってきて、
熊野詣も同時に行くことにしました。
この紀州街道と熊野街道、
つかず離れず大阪から和歌山に並走していきます。
合流する区間もあり、中々面白そうです。
さあ、出発して最初に出くわすのが窪津王子、
渡辺王子、大江王子とも云い、
前回もご紹介した九十九王子の第1社です。
渡辺王子、大江王子なんて名は、
いかにも鬼胎児した渡辺綱ゆかりの場所のようで、
ここが遠い平安の時代から栄えていたことを偲ばせてくれます。
正確な場所は、坐摩神社が移転して不明なのですが、
大阪府発行の街道ウォーキングマップでは、
坐摩神社行宮を窪津王子跡に批定しています。
楼の岸砦跡と、もろにかぶってますね。
中々歴史好きにはおいしい場所かもしれません。
さてこの神社群、何故王子神社なのかと云うと、
熊野大社の神が参拝者の安全と庇護のため
王子(若い男児)の姿を借りて現れるためとされています。
人々を導く遣いは三本足の鴉、やた鴉です。
熊野詣での為に築かれた九十九王子も、
戦国時代の荒廃で多くが失われ、
現存しているものは半分以下とか。
熊野街道を南進すると閑静な街並みが続きます。
上町大地の端に当たるので、
東から西にかけて、大阪では珍しい坂道になっています。
つづく




