ドイツで出会った

大切な友人のひとり。マーシャから教わった『ボルシチ』は、

わたくしが初めて出会ったベラルーシのお料理のひとつ。

 

ドイツ留学時代。生徒思いの恩師のおかげで、同期のみんながとても仲良しになり。

卒業した後も恩師も交えて、今でもよく食事に行ったり、それぞれのお家で集まっては、それぞれのお家ご飯を楽しんだり。

今でもみんな、とても深い絆があります。


ドイツだけでなく、ラトビアだったり、ブラジルだったり、ベラルーシ、そしてわたくしは日本だったり。。。

それぞれのお家にお邪魔すると、国際色豊かなお料理が並んでいて、作り方を習っては、時に、挑戦してみる事も。


彼女は、一言で言うと性格は「燃えたぎる太陽!」正義感と信念が強く、いつも、周りをすごいエネルギーでグイグイとひっぱって行きます。

見た目は、すらっと長身で、スタイル抜群っ。

本人もそれを知っていて、笑っ。

シルバーに染めたベリーショートに、深い湖のようなグリーンがかった瞳に、真っ赤な口紅が、人目を引き。魅了される男性は多くて。あちこちからお声は掛かる。。。

けれどっ残念っ。もう結婚して幸せに暮らしちゃってるんですよね〜。


これまた人目を引く真っ赤な、手入れをされたマニキュアからは、少し想像しにくいかもしれないけれど、実は家庭的で、炊事洗濯をささっとこなし。仕事もバリバリ。


そんな忙しいのに、どうやって全部こなしてるの?!と聞いたら、

「簡単よ!パパっとするのよ!でも、最近忙しすぎて、やっぱり疲れる!そろそろ家政婦さん頼もうかなっ?って思ってる。一緒にどお?!」なんて。

そんな話を別の友人に。

『この間、マーシャに一緒に「家政婦さん探そう!」って誘われたの〜。わたくしも週末、お掃除しかしてない。大変だから頼んじゃおかな〜ん。』

すると、友人がわたくしを鼻で笑って。

「あなたの家なら、わたくしが、家政婦さんやってあげるわっ。だってラクだもん。笑っ。」

料理上手で手際がよく、ファッショナブルなマーシャとは裏腹に「塩を忘れ(気にせず)。せっかち過ぎてギャングのようにガチャガチャと余計な仕事をさらに増やすあわてんぼう。ずんぐり、ぷっくりのわたくしが、仲良くいられるのが不思議ですが、そこはやっぱり「ショッピングや、美味しいものを楽しむのが大好き!」と言う、共通点があるからなのかっ。笑っ。


今は、お国にいて、長く会えない彼女。元気でいてほしいなぁ。と、いつも思います。


ちゃんとした作り方を習えたわけではないけれど、彼女曰く「簡単!」と。


だからわたくしも簡単に作るようにしております。


本来、牛乳肉を細かく切りますが、今回は、脂肪分の少ない肉肉しい、牛さんのひき肉が、あったのでっ。そちらで。


ボルシチは、ロシアだったり、ウクライナだったりその土地土地で少しずつ違うのかもしれませんが。決め手はやっぱりビーツですよね。

「簡単よ」と言った彼女が唯一、気をつけるように言った事。

「レモンは必ず入れて!」そうじゃないと、綺麗な色が出ないから!と。

そんなわけで、しっかり絞って。珍しく、レモンのタネが入っておりませぬっ。なんて、ラッキーっ。笑っ。

レモンの種と、卵の殻。どっちも入ると撮るの大変なんですよね〜。っと思う。

 ビーツは他のお野菜より火の通りが遅いので、先にちょっと茹で始めちゃいます。


他の玉ねぎ、にんじん、セロリ、じゃがいも、キャベツ。それらを細かく切って。


そしてわかりますか?大量のニンニクでございます。これが入らないと、マーシャのボルシチになりませぬっ。

 

 最初こそ、キャベツやにんじんが見え隠れですが、

 

 煮ていくうちに、みんなビーツに負けます。笑っ。

 

 

 サワークリームを落としていただきます。

 

最近、ビーツのグラタンにハマってしまい、そればかりだったけれど、やっぱりボルシチも、大好き。


呑んべいさんは実はビーツをジュースでいただきたかった!そうだけれど、それは、また次回にっ。

 

また近い将来彼女と会えるよう、期待を込めて、東に想いを馳せておきましょっ。