ご承知の方も多々いらっしゃるかとは思うが。

日本で言うところの薄力粉、中力粉、強力粉と言うグルテン基準の小麦粉分類は、ここドイツにはなく。
ミネラルの含有量によって、Type405(0.5%以下)、Type550(0.51~0.63%) などと分けられている。

しかし、番号が大きくなると、ミネラルだけでなく、少しずつタンパク質量も増える。
ドイツのレシピなんかをみてもケーキ405番で、ピザ550番で!などと書いてある事が多い。

わたくしが普段使っている小麦粉は、spielbergerか、dennreeというメーカーの物。

両方ともBioのお店に売っていて、普通のスーパーのものより、お値段は少し張るけど。
もともと、パンもお菓子も作らなかったし。それほど小麦粉を使うわけではないので、小麦粉はビオ!とこちらを買うようにしてきた。
405番は買ってすぐに小麦粉ケースに入れてしまうので、残念ながら袋はないが。
こちら、1050番。(因みにタンパク質12%)

こちらがDennreeのもの。550番(タンパク質11%)

spielberger」社の粉は、405も、550も
タンパク質量10.6%なので。11%の、「dennree」社の550番を買う事が多いだろか。

そんなわけで、
スーパー、例えばREWEなどで、いわゆる小麦粉はほとんど買った事がなかったのだが。

一昨日。
たまりにたまったビール缶のデポジットをスーパーの機械で換金したいと言うので、あき缶を持ってテクテク。
近場の、「REWE City」と言うスーパーに行く事に。品揃えはREWEスーパーと、少し違う感じ?(少なめ)で、とにかく店の規模が小さい。
ついでに粉コーナーに寄って。粉のグルテンチェックをしてみたっ。

するとREWEブランドで、小麦粉405タイプの、タンパク質12%を見つけましたっ!こちら。


以前、Edekaに405(12%)がある。と教えていただいたが、残念。そのエデカが、ありませぬっ。

がっ!REWEにも12%の405番があったのですっ!
しかも、お値段、何と79セント(100円ほど)。
タンパク質はしっかりしてるのに、お値段はかなり低いのでびっくり!
もし、これで食パンやロールパンなどがうまく焼けるのであれば、これからパンは、この粉にしてみようかな?と思って。(そこはっ。粉ではなく腕の問題ですっ!)

さて、そんなわけで早速。
本日の実験は?
ロールパン。


しかし

「beginner's luck」なりませんでしたっ。無念の涙っ。


ロールパンなはずなのに、デニッシュのようにしっとり。生地も黄色くて〜バターたっぷり感じますっ。

原因は勝手に卵黄だけや、蜂蜜、た〜ぷり余分にバターも練り込んだから? 湯種試したから?
全部牛乳にしたから?
(素人のくせに、調子にのって、あれこれアレンジしてしまった。)

糖分塩分など日本のレシピなので、日本らしいパンに仕上がったけれど、
『わたくしの食べたかったのは、デニッシュではないっ!』

プロのパン職人ならば、
「ロールパンを焼けっ!!こんな物っ。お客に出せるかっ!」
とゴミ箱に投げ入れるのかもしれないが、
わたくし、食材は粗末に致しませんよっ。
責任とります!(連帯責任です!仲良く食べようねっ!)

そんなわけで、
本日のお昼は。ロールパン、もといっ。デニッシュサンドを

途中経過、たったこれ一枚です。

お約束の卵サンド。

炒めたキャベツとウインナーサンド

紫チコリキャベツと、赤たまねぎのツナサンド。

8個のレシピで10個焼いてみたので、
少し小ぶりロールパン型デニッシュっ。

9個をサンドイッチ。
そして
「ひとつはプレーンで粉を味わいたい!」と言う者のお腹に。
やたらいつも「粉を味わいたい!」などと言うくせに、スーパーのミルヒライスと、「すし飯ライス」の違いはあんまりよくわからないなどと言っているから不思議であるっ。(全然違うのにっ)

「とても美味しい!」と言ってくれたので、今後はこのREWEブランドの粉にパン作りはお世話になろうかな?
「わっと、お腹いっぱいになりますね!」(でしょうねりだって貴方。6個完食したしね。。。苦笑。)
それだけ気に入ってくれたのかな?(笑顔っ)

かく言うわたくしは。
まずは、「ローパン」が作れるようになりたい。
気合を入れ直して、来週あたり、また挑戦してみようか?

そうっ。
パン職人への道は長く険しいのであるっ。(笑っ)