本日のお夕飯は。。。

仕事からの帰り道。わたくし、メッセージを送ってみる。
『仕事おつかれ〜。一応、お買い物したし。
今日のお夕飯、どれがいい?
ミートパイ、ピザ。和風ハンバーグ。
それか、先に着くなら何かつくってくれても嬉しい!』

「どれもいいですね〜。でも疲れていて大変じゃありませんか?僕も疲れてて、料理したくないのでケパプでいいですけど。」(ねぎらいかと思ったら、またケパプか。。)

『大丈夫。わたくしっ、頑張れるよ〜!』(ケパプ嫌だし)

すると、電話が鳴った。

『もしもし〜』

「僕っ、お腹、凄い空いてます。料理したら1時間くらいかかるし、デナーケパプ買って食べます。」

『えっ、わたくし嫌だっ!』

「じゃあ(ドミノ)ピザならどうですか?僕はデナーですが。」

『えっ、なんで一緒にピザじゃないの?』

「別に同じじゃなくたっていいじゃないですか!ついでによってピザ頼んでおきますから、帰りに取りに行ったらちょうどいい時間なんじゃないですか?」(えっ?なんでよっ!怒っ。)

『いいよっ!デナーにすればっ!わたくしは、一人で何か作るから!一人だけ、勝手にデナーケパプ食べればいいじゃんっ!』怒っ。(自分で取りに行けとはっ!)

ここで、突然電話が切れたっ。(電波切れる)

仕方がないので、メッセージ。少しクールダウンして、『いいよっ。ケパプ食べれば!わたくし一人で作るし!』

「わかりました。パスタ茹でればいいですか!」(相手もやはり、まだ切れ気味かっ?)
またまた下らない言い合いになったが。

結局、相手も引かず、「パスタをする!」と言い張るので、
『冷蔵庫の残り物のトマトソース。それで混ぜれば!
あ!そうだ、じゃあ今日の洗い物はわたくしやるし。。』
と書いて置いた。

(返信なし)あっ、コレ(洗い物で)ご機嫌とりしても本当に怒っちゃったパターンか?

家に着いたが。。
んっ?この反応は、不穏な空気なのか?いつもどおりなのか?
(普段から反応が薄いので、いつもどおり冷静なのか、怒っているのか全く見分けがつかない。)
とりあえず、荷物を置いてキッチンに。

すると、こちらが。(ま、これでいいか。)


と、んっ? こちら!(え?)
(いやいやいやっ。。。具が玉ねぎだけって。。。)

『コレ何?』

「パスタ茹ですきたので、2品つくりました!」(誇らしげっ)

『えっ!そうなの?凄いぃ!!」(すごくないよっ!具が玉ねぎって。これカウントしちゃダメでしよっ。)再びご機嫌とりである。

しかし、やはり人というのは褒められたら、気分が良いものなのか、
まぁ、この辺から、板さんも『曇りのち晴れっ』に。

わたくしとて、さて、褒めたはいいが。。。
それにしても、玉ねぎだけ!って。(寂しいではないか!)ま、買い物に行っていなかったので、家には玉ねぎと生姜しかなかった。

ツナ缶を見せて、
『これとか入れる?』と言ったら、

「いえ。 混ぜないで、トッピングにしましょう!」(えっ!トッピング???)

『そうだねっ!』(ここは素直に従う)

さてさて、早速トッピングを、してみたが。。。

食べてみると、なるほど、むしろ『玉ねぎだけ』の方が、余程に美味しい事に気がついた。

むしろ、トマトソースの方にツナをトッピングしたら、そちらの方が余程に合う!(良かった昨日のツナパスタクリーム系にしておいてっ!)

それにしても。
玉ねぎだけの具で、こんなに美味しくなるとは!!(目からウロコっ。)


『これ、ほんと凄い美味しいね〜!!』

「僕は、味付け、かなり上手なんだと思います!1番良い塩加減がわかっちゃうんですよ!!」(本気でストレートに自慢げっ!謙虚さはなし。)

『本当に美味しいよ!』

しっかり目の塩加減が、玉ねぎの甘さをより引き立たせ。
粗挽き黒胡椒が効いて、ピリッ。

シンプル(質素)なくせに、予想に反してとても美味しかった。

多分わたくしが作ると、塩加減が少なく、こんな味にならないのかもしれない。

彼のパスタは基本塩胡椒。
18番は、ハムとブロッコリー、玉ねぎ、ガーリックのパスタ。(パスタと言うといつもこれ)

が!
これからはこの玉ねぎのみのパスタもレパートリーに入れてもらおう。

見た目、『えっ!』と思うけれど、これが。。

美味しいのでオススメですっ!