家の近くのバス停前に、一軒の花屋がある。
いかにもドイツの花屋という店構え。
中では、これまたいかにもドイツ人らしい店員が数名。(お化粧っ気が全くなく、大らかそうに、ハッキリ大きな声で店員同士が会話を楽しんでいる。話しを一区切り終わらせないと、客の元へ来ない。)早くして〜っ。バス来ちゃうっ。(わたくしの都合っ)
さて、そんな花屋には、この季節八百屋コーナーが出る。秋は、ワインコーナーも。
『バス後何分で来る?』
「五分です!」(なら間に合うねっ。)
ちょっと野菜買って来る。
そこで買ったのは、丸々としたお茄子っ。
日本ぽいピーマン、そしてこれまたボールのようにまんまるの黄色いズッキーニ。
お出かけ前に野菜を買ってご機嫌顔のわたくしを見て一言。
「その袋っ。僕が持つことになるんだよねっ?」(えっ。そうだよっ。)
『えっ。じゃあ半分個しようよっ!私、茄子とピーマンね。はいズッキーニ!』(ハンドボールほどのズッキーニっ。)
ズッキーニが好きな片割れは、
「ズッキーニはそのまま食べましょ!」(何も詰めたりしないで、ただズッキーニだけ焼いて)
というので、とりあえず茄子と、家に1つだけ転がっていたパプリカで、肉詰めをしてみた。
『あ〜ぁ。ズッキーニにも、なんか詰めたいっ!』
実は、肉詰め、ちゃんと作るのは、今日が初めてである。日本の家でも、母は作らなかったから。
まっ。肉詰めと言うからには、肉を詰めればいいのであろっ!っと、
茄子をくりぬき、軽く炒め、これまたオニオンスープ。粗熱が取れたら卵、ひき肉、ナツメグ、ぱん粉などいかにもハンバーグになりそうな具を作り、それぞれに詰めた。自力で立てない彼らのためにアルミホイル!(ドイツはグリルが盛んなので、グリルの強い熱に耐えられるアルミホイルもあり、便利っ)
『それじゃ。オーブンっ!よろしくおねがいしますよっ!』



