さて、先ほどの朝食。(その1）から、ふと、わたくしの食器。そしてマグカップの事。（その2）と題して。
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以前にも何度も書いているが、わたくし、食器が好きで、スズメの枯れ果てた涙のような『月のお駄賃』をせっせと食器に貢いでいた事もあった。。。
最近は、スズメの鳴き声の方も、日々大変に弱々しく、最近あまり買い足していないが。
いくつかの手持ちの食器類は、それはそれは大切にしているのだ。
しかし。悲しいかなっ。。たまのたまに割れてしまい。
そんな時は、カッパのようにピーピーと泣きながら、『仕方ないよっ。食器は割れる物だから。。。』と、自分に、言い聞かせていた。
しかし、不思議なもので。。。
わたくしが、お皿洗いをやめたら、なんとそれ以来、ぴたりっとお皿の破損も無くなった。（奇跡であるっ。）
母も、父も（キッチンに立つ）、わたくしも皆、よく食器を割るのがうちでは当たり前。だからそれまで、食器は「割れる物だ！」と思っていたが、
どうやら「食器とは、ほとんど割れない物らしい」。
うちの血筋は。大体、手がツルっ。。
しかし。。。世の中には、ツルッとしない家系の者もいたのであるよっ！
そんなわけで、はじめは大好きな食器を
『すっごいっ、気をつけてねっ！！！！』とお任せしていたが。
どうやら任される側の神経が保たなく、「怒られるの嫌だから。自分が触らない方がいいと思う。」
（割らなくても手荒に扱うと怒られるらしい。）
えっ？も〜ん。やだねっ。無意識だよんっ。。。
ま、自分が割る食器は仕方ないが、他人様に割られるのは仕方なくない。
だから。それらの食器は（洗い物嫌いの、このわたくしが）、最新の注意を払い、自分で全て洗っているっ。
そんなわけで、最近活躍。出番のほとんどなくなってしまった大好きな食器たち。。。。
余談であるが、わたくしの好きな食器は、ドイツのマイセンという街にある食器工場の物と、あとは、金彩物だっ。
マイセンは、手書きの絵柄の食器類で、白磁が薄く滑らかで美しいと思う。しかも薄いから大変に軽い。（だから、ちょっとぶつけただけなのに、割れるっ → ピーピー泣く。）
金彩物の方は、劣化が嫌なので、ゆっくり柔らかく洗ってね。。。（注文？ いやっ。ささやかな願いだよっ。）
さてそんなわけで。
日々の調理に出てくるのは、もっぱら白食器類と、
ここ最近大活躍の木皿。そして100円くま柄のマグカップ。
ちなみにどんな奥に並べようが。このコップのクマは、朝から片前足を上げ、ゆるくご機嫌に見えるし、小ぶりなので、大活躍である。
このマグ。日本の大型100円ショップで見つけ。四つ買い求めたが。
ドイツまで航空便で送ったため。むしろ輸送費が高額になりすぎた、ちょっと無駄遣い的なお買い物である。（しかも家には既に大量マグ）
当時、プチプチで頑丈に包みながら。。。
母親に、『これ、多分送料、結構するから。やっぱり持って帰るのやめようかな。。。』
すると、“家に残してくれるなっ！”と思ったのか？
母が、
「その時、すごく気に入って“可愛い”と思って買ったんでしょ！いいわよっ。持って行って使いなさいよ〜っ。輸送の途中、割れたって仕方ないじゃない？！」（わたくしが衝動に駆られて買って、ちょっと嫌になったの、バレたかねっ。しかもそれは母の趣味ではないから「家に置いて行きなさるなっ！」という『先手』打ちまで。俊足。）
しかたなく、渋々箱に詰め、送ったカップである。
そんなカップだが。いまとなっては、それこそ、朝昼晩と、大活躍だ。
しかも、不思議なもので、物と言うのは、使えば使っただけ愛着も増えてくる。
ガシャガシャ洗われてもビクともしないし。
これからも料理のお供、宜しくお願いしますよ。