昨日のわたくしのお部屋の壁塗りと、
ついでにちょっと賃貸物件の話し。

さてさて、ご承知の方もいらっしゃるであろうが。
ドイツの一般的な賃貸物件の室内は、基本、『壁紙』ではなく、『白漆喰』である。

そしてドイツで住まいを借りたら、退去時によく『全室、真っ白壁に戻して(塗って)退去してくれっ!』と言われる。

この退居時の壁塗り必・不要の判断はいかにっ?
それは、例えば入居した時の部屋壁が『まっ白い』かどうかだ。
前の人が壁をちゃんと塗って出て行った場合、自分も『塗って』出て行かねばならぬし、
前の人が塗らないままに出て行った時には。大家さんから、「あなたも塗らないで出て行っていいよっ!」と言われる。(もちろん、契約書にも書いてある。)

しかしながら。
例えば運良く、退去時壁塗りの難を逃れた者とて、実は自分の入居時に壁を美しく塗る事が多い。

そして、散々気持ちよく暮らした後、部屋を出る時はそのままサヨナラ〜!である。(こちらの方が圧倒的に楽チン。)

***
さて、この壁塗り。

初めての方には『えっ、どこに頼んだらいいのよ〜ん』。『費用はどのくらいかかっちゃうのん?』プルプルプル〜っと、心配も尽きないが。
正直、費用はピンキリである。
ヤミで頼めば依頼費など格安であるし、業者に頼めば、それでもひと部屋100〜150ユーロくらいか?

因みに私の言う “ヤミ”とは、なんのことはない
ただの優しい友人達への『お願いっ!』である。
『ありがとう、今度ご飯でもおごるね〜!』がお駄賃になったりするよっ。

しかもヤミルートも使わず、自分で塗っても、思うほど苦ではない。それこそ材料費のみ。(漆喰代、ローラーやハケ代、養生マスキングテープ。あとはペラペラの全身防御服くらいか。(全身白くなっちゃうからね。)

わたくし、留学時代からドイツで引っ越しを重ねているので、いつの間にか自分1人でもクルクルと塗って出るようになった。
ちょっと面倒なのは、床の養生の方で、
『塗る』こと自体は、簡単かつ結構楽しい。(養生は、こんな感じで新聞を敷き詰めて。
大概、床板と壁の境界は木枠が付いているので、このように、適当にマスキングテープで覆う。
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実はわたくし、何を隠そう!子供の頃の真夏の『趣味』はペンキ屋であったのだ!(ヒッヒッ。だから、塗るの慣れてるよっ。)

水の入ったバケツと箒を持ち、家表の鉄格子をシャカシャカとあきもせずに塗る。夏の暑い暑い日など、鉄格子はくまなく水洗いされ、わたくしはビショビショと楽しい水遊び。親子共々に一石二鳥であった。
(水が乾くのを眺めるのが楽しく、乾いては塗り!を繰り返した記憶がある。洗いすぎ。)

などと、思い出に浸っている場合ではなく、ドイツの壁塗りの話し。
気をつけたいのはまず天井塗りだ。ローラーの真下に立ってコロコロすると、霧の様な(白い)しぶきが勢いよく降ってくる。
余りにも、細かいから本人は以外と気づかないが。

その後外へ出ようものなら。
「えっ、どうしたの?顔じゅうぷつぷつだよっ!」となる。
もちろん、こっちの人は皆、『どうしたのか?』(壁塗ったんでしょっ!)はわかっているので、
なぜ、そんなにも、“派手にぷつぷつ” なのか?を尋ねているのである!

さて、今回、わたくしは引越しではなく、壁がちょっと汚れてきただけなので。
面倒な天井には手をつけず、壁だけを塗る。
タバコはどちらも吸わないので、ヤニ汚れはないが、青い “変な筋” (不慮の落書き)だの、ぶつけによる漆喰の剥がれ落ちた形跡(何ぶつけたのかっ?)など。場所によっては誠に酷い様であった。

たまたまに、スーパーで『漆喰』のトクトクの、超お得っくセールを見つけたので。
せっかくだから一部を『ちょっと(白く)塗り直そう!』という事になった次第だ。

スーパーで売っていて大丈夫か?とも思ったが、なんと販売初日なのに最後の一個。(3つ欲しかったよん)
その後同型の近所の店を周ったが、やはり完売であった。(そうであったか。完全に出遅れた。)
そんなわけで、漆喰もちょっとしかないし、壁だけを!

因みに。
入居中なので、別に白でなく、自分の好きな色(ピンクでもムラサキでも、茶色でも)に塗っちゃっても、全っ〜たく構わない!

出て行く時に、上からまたチャカチャカっと白く塗っちゃえばOKなのだ。(ドイツは、どこの賃貸もそんな感じである。)
今日のところは、一応慣れている白にしておく。
材料はこちら!
漆喰材(部屋の大きさによって大小様々。)
こんなバケツに入って売っている。
右は(7-9㎡)普通の部屋用。左は(15-17㎡)キッチン、バスルームなどカビない専用。
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漆喰は、
例えば「驚くほど真っ白だよっ!」とか。
「落ち着いた柔らかな白ですが!」とか。
断熱性のあるもの。キッチンやお風呂用カビの生えにくいものなど、メーカーも種類も価格も色々。
(主にDIYショップで手に入る。)
中はこんな感じ。(使いかけ)
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このようなパレット(日本でもペンキ塗りでお馴染み)で、ひたすらに壁をコロコロと塗る。
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これで、あっと言う間に真っ白壁に変身であるよっ。

数時間がら半日程でしっかりと乾くので、入居中でもあまり苦にならないのではないか!と思われる。

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最後に、退去時の壁塗に特に気をつけたいのは!

当たり前だが。
自分で塗る場合は、ひと部屋丸々。
壁、天井。。とにかく同じメーカーの同じ漆喰材を選ぶ事である。
『白』でも、それこそ、メーカーにより微妙に違うので、途中から変えたりすると、分かっちゃうからねっ。(あっ、こっから別の漆喰付け足したね。ハイ、やり直しねっ。などという事も起こるのだ。)
特に管理会社のチェックは厳しいので、注意が必要である。

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前にも触れたが、
引越しの事でもう一つ。
こちら、不動産屋を通さずに直接家を借りれば、『敷金』のみで、『礼金』がかからない。
因みに、管理会社や大家さんによっては、『敷金』をキチンと貯金してくれるので、退去時、部屋の損傷さえなければ、敷金丸々と、更に利息もくれちゃうのである。