少しだけ部屋を片付けて、コートたちをクリーニングに出してきました♪
忙しくてバタバタしていて疎かになっていたところを少しずつ整え始めると、すっきりしたような、寂しいような??
はてさて、マラキ/ヘザー秘書官への愛の語りもやっと最後の局面へ笑
実はわたしのマラキ像は、最初はただただ面白い女なだけだったのですが、
スパイだと正体がバレるシーンの稽古でハマナカ先生から、
「役が小さく見えるからちょこまか動かないで欲しい」
「このシーンは探偵の推理みたいな、アガサ・クリスティの犯人を暴くシーンのような雰囲気でやって欲しい」
とのダメ出しを頂き、これは自分が考えていたやり方では出来ない気がする…となったところから大きく設計?を変更しました。
そして、彼女の事をどんどん深堀して考えていった結果、楽しくなってしまって歯止めが効かなくなったために、色々と複雑なバックストーリーを勝手に背負って演じさせていただきました笑
でも、当初自分が考えていたよりも、面白いマラキになったんじゃないかな??と勝手に勝手に自負しております。。。
ハマナカ先生はすごいなぁ…🤔
スパイだとバレてしまったヘザー秘書官もといマラキ。
「金のためにしたのか?それとも愛か?」
と聞かれて、
金のためにした事だったら、こんなにも悩まずに済んだのに!いっそ損得のみで、愛やら情やらなんていう感情がなかったらどんなに良かったか!と。そんな思いを詰め込んだ「ついてきな!」が出せたらいいな~と日々研究しておりました。
このあとの、「ここは一階でした。窓から逃げられました」でお客様が笑ってくれるのは、役者としては本当に最高の気分でした。ありがとうございますm(__)m!
しかし、マラキという一人の女性の人生はまだ続いていきます。
きっと、何とか逃げおおせて祖国サンゲアにたどり着いた事でしょう。でも、マラキは任務を失敗して逃げ帰ってきた訳で、彼女には以前のような地位もなければ、価値もない。
前線に送られて、戦場になったハーメニアで、優しかった人々に銃口を向ける。
もはやマラキにこの戦争に抗う術など残されておらず、自分が死ぬか、相手を殺すかの選択肢しか残されていない。
ハーメニアを蹂躙しなくて済む、そんな奇跡が舞い降りるのをただ祈る事しかできずにいる。
そんな彼女の目の前に現れたのは、料理を持ってサンゲアの兵隊達を「おもてなし」するハーメニアの人々。
「何してるんだ!とっとと逃げろ!はやく!」by檜山
と思ったことでしょう。
「撃たれるぞ」と。「殺されるぞ」と。
でもどうしたことか、戦場には一発の銃声も響かず、ハーメニアの人々は笑顔で自分たちをもてなしている。
このときの福岡祢音ちゃんの表情の素晴らしいこと。
「おもてなし」のシーンは本当に祢音に助けられました。すがたはただただ号泣してたので、ほとんど祢音があの手この手で励ましてくれてました。天使やで、ほんとに💕
マラキはハーメニアの人たちを殺さずに済んで良かったと、美しい街を壊さなくて良かったと涙を流して喜びます。
祖国サンゲアの兵隊も一発の銃弾も撃つ事はありませんでした。
愛した二つの国が、殺しあう事無く戦争が終わる。マラキが願った奇跡がもたらされたラストでした。
これは寓話です。おとぎばなしです。
でも、本当にマラキと同じような、愛する国同士が争いあうような境遇の人が、この世界にも無数に存在していると思います。
このおとぎ話の中では、マラキは愛する優しい隣人達に銃弾を発することはありませんでしたが、実際はどうでしょう。
握りたくない銃を握らされ、撃ちたくないのに撃たされる。そんな残酷な行為が、いまこの世界のどこかでは毎日のように繰り広げられているのです。
撃たれたから撃つ。奪われたから奪う。一体、どうしたらこの連鎖を止められるのか。
ぐちゃぐちゃに絡まりあった糸を解すには、途方もない時間を擁する事でしょう。
それでも、諦めずにいればいつか絶対に糸をほどくことは出来るとわたしは信じています。
強力な武力を持つ事が、即ち強いという訳ではありません。
本当の強さは、簡単に武力を持ち出さず、平和になる道を選び続けること。
戦いに勝つことではなく、戦わない選択肢を持ち続けること。
戦わない選択肢とは、不戦を貫き蹂躙される事ではなく、相手に戦いを選択させない強さを持つこと。
難しい事ですが、世界中全ての人々が諦めずに平和を希求する心を持ち続ける事が大切な第一歩だと考えます。
今、わたしたち一人一人がこの心を持つ努力をすれば、ひょっとしたら、千年後、二千年後の未来では、この地球も今より少しだけ“平和な星”に近づいているのかもしれません。
こんなところで、『平和な星』のマラキ/ヘザー秘書官役語りは終わろうかと思います。笑