泣き顔は見たくないよ
  笑っていたかったよ
  君が滲んでく
  白に溶けていく

  どうか夢の中
  うつつでいいから
  そのぬくもりを
  落ち着くにおいを声を
  感じさせてください

  舞い落ちる雪よりも
  ゆっくり朽ちる
  一緒に過ごした時間さえも
  記憶から薄れゆく

  失っても刻み続ける時計は
  音もなく残酷で
  呟いた「ごめんね」が
  空っぽの部屋に響いた


  切なすぎて
  苦しすぎて
  声も出さずに泣いた

  世界はこんなにも鮮やかで
  世界はこんなにも優しいのに
  君がいない
  君だけがいない