それは、お相手や曲の雰囲気などに合わせて、いろんなスタイルで踊れた方が楽しいだろうなって思うからです。
多分サルサをやっている方ならこの考え方自体には賛成いただけると思います。
どのスタイルも自由自在に楽しく踊れるようになりたいですか?と問われれば、皆さん「はい」とお答えになると思います。
しかし、お相手や曲に合わせて踊るスタイルを変える方は意外と少ないのが現状のように感じます。
では何故皆さんはそうなろうとしないのでしょうか?
よく耳にするのが、「ON1もまだちゃんと踊れないのに、他のスタイルに手を出したら、ごちゃごちゃになっちゃうから先ずはON1をちゃんと踊れるようになってから他をやった方がいいよ」的なアドバイスです。
うーん、なんとなく説得力があるような無いような...苦笑。
私はかねてからサルサと言葉(語学)は似ているなって感じています。
よくバイリンガル、トライリンガルと言われる複数の言語で自由自在にコミュニケーションを取れる方がいらっしゃいますが、その方々と私のような片言の英語もままならない者との大きな違いは、英語を日本語に変換しながら考えたり話したりしているかどうかの違いじゃないかと思っています。
そして、これをサルサにあてはめると、私の場合はCUBAN生まれのON1育ち、学校の専攻はON2って感じでしょうか(笑)
普段の日常会話はON1ですが、稀にCUBANなまりがチラッと入り、海外の方と話す時はON1を一生懸命ON2に変換、翻訳しながらか汗だくになって片言のON2で会話してるような状態です(笑)。
もしサルサと言葉が似ていると仮定するなら...
バイリンガルへの近道は幼少期から英語と日本語を使い慣れ親しむ環境にいる事だとお考えになる方も多いのではないでしょうか?
であるなら、サルサのバイリンガル、トライリンガルになる近道はサルサ初期からON1、ON2、CUBANに慣れ親しめる環境にいる事と言えるかもしれない...なんて考える訳です。
残念ながら自分でチャレンジするには、あまりにもON1が染み付いてしまっているので実体験としてはお伝えできませんが、ポエたまの環境をうまく活用して、いろんなスタイルを置き換えることなく自在に楽しめる方が現れるのを楽しみにこれからもいろんなスタイルを楽しめるイベントである様に頑張って行きたいと思います。
そして、今週第4土曜日はRIO先生のON2とON1のレッスンがあります。
そしてフリータイムではCUBAN系の曲もかけます。
是非気軽にいろんなスタイルにチャレンジして楽しんでいただければと思います。
ここで念のため誤解がないように言っておきますが...
ON2で踊らなければいけない曲も、CUBANで踊らなければいけない曲もありません。ただ、CUBAN系のイベントでよく耳にする曲、ON2系のイベントでよく耳にする曲がある程度のことです。
大事なのはお互いが楽しく気持ちよく踊ることで、スタイルが異なるなら少しでも出来る方がお相手に寄せてあげる事です。
お相手がCUBANしか踊れずあなたが少しでもCUBANに寄せて踊る事が出来るなら、どんな曲であってもCUBAN系のスタイルで踊ってあげればお相手は少しでも楽しく踊れるでしょうし、そんなお相手を見ればあなたも嬉しいんじゃないでしょうか?
これはお相手がON2でも同じ事です。
ただこの時気をつけていただきたいのは、あなたがそのスタイルでしか踊れないので、お相手が少しでもあなたに合わせようと頑張っているのに、間違ってもこの人あまり上手じゃなくて残念...なんて思わないであげて欲しいということです(祈)。
ではポエたまでお待ちしています。