忠実な男と我慢する女 | サルサのある日常 WeStep編

サルサのある日常 WeStep編

サルサは簡単に始められる、とても楽しく奥深いペアダンスです。
このブログがサルサ(ペアダンス)に関心を持たれたあなたの少しでも参考になれば嬉しいです。

以前ある女性と話をした時、時々受けてるレッスン後のフリータイムが楽しくない、と言って悩んでいました。彼女は、きっと自分がうまくフォローできていなからだと落ち込んでいました。

先日久しぶりにその女性とお会いすると、彼女は楽しくない原因がわかりましたと話してくれました。

話によると、男性のリードが曲にあっていないことが原因のようでした。

私は、てっきり初心者の男性が多いのだと思い尋ねると、皆さん経験者でいろんな技をかけてくると彼女は言うのです。

どうやら、そこに参加される男性陣は皆さん練習熱心で、教わったルーチンを忠実に実行しようとされるのですが、技やルーチン優先で、リズムが二の次になっているようでした。

男性のリードが曲とズレ続ける場合、女性の選択肢は三つです。

1.踊るのを中断する
2.離れて一人でシャインし続ける
3.我慢してフォローし続ける

そして、ほとんどの女性が3の我慢してフォローし続けるを選択されます。それは、1や2を選択するには、相当な勇気や鉄の心臓が必要ですし、女性が男性のリードを無視して正しいリズムで踊ろうとすると、そもそもペアダンスの根底が崩壊する事をご存知だからだと思います。有難いことです。

男性が習った技やルーチンを試したい気持ちはわかります。女性も同様に練習したいかもしれません。しかし、慣れない技やルーチンを試す時は先ずはお相手の女性に練習に付き合って欲しい旨お願いしておくべきだと思います。また、お願いされたら女性が断りにくい事を理解し、練習以外でその女性に一曲は気持ち良く踊ってもらえるように無理のない技の範囲で心を込めてリードして欲しいものです。

何はともあれ、女性のためにも技やルーチンに忠実な男より、リズムに忠実な男になれる様に精進しましょう。