大塚北口診療所の故・梅澤充(うめざわ みつる)医師は,
少量抗がん剤治療の先駆者の1人であった.
私同様,少量の抗がん剤でがん制御ができる現象に
気がついていた少数派医師の1人だ.
直接の面識はなかったが,一度電話で患者さんの診療連携の
件でお話をさせて頂いた事がある.
精力的に執筆されていたブログは,今もネットで読むことが
可能だ.先駆者の思いが詰まったブログだ.是非一読を.
少量抗がん剤治療をがん診療にガチで導入していたのは,
今も昔も,梅澤医師と当院くらいしか頭に浮かばない.
そのため,必然というか,梅澤医師が亡くなられた後,
当院が梅澤先生が診ておられた患者さんの何人かをお引き
受けすることになった.
先日,そうした引き継いだ患者さんの中から,
乳がん術後,“10年無再発経過”ということで,
「卒業」となった方が出た.
診察室で“卒業証書”をお渡しして,記念写真の撮影と
なりました.