筋膜性疼痛症候群(MPS)というのがある.
骨や筋肉が原因でなく,筋膜の癒着により発生する
肩こりや腰痛といった痛み症状のことをいう.
実は,長年放置してたMPSによる右三角筋〜右大胸筋付着部
周辺の痛みが,最近になり増強してきて日常生活に多少なりと
影響が出てきたこともあり,朝日厚子・分院院長に,
筋膜(fascia)リリースを施術してもらった.
筋膜リリースとは,超音波下に癒着筋膜を確認しながら
生理食塩水を直接注入して,筋膜の癒着を剥がして
痛みを取る,というものである.
人間の体液と同じ成分である生理食塩水を用いるため,
安心かつ安全
使用した注射針は27G と細く,
生理食塩水注射時の痛み(圧迫感)も許容範囲である.
治療時間も全行程5分くらいなので,
外来診療の合間にチョコチョコっとやってもらった.
結果として,筋膜リリースは非常によく効いた.
なんとも表現のしにくい右肩周辺の慢性痛が
スッキリとして肩が軽くなる.
施術から3日ほど経過したが,治療効果は持続している.
これなら,止めていた筋トレが再開できそうだ.
こんなに簡単な話だったら,
もっと早くやって貰っときゃよかったよ.