とあるがん闘病書籍に興味深いエピソードが乗っていた.
曰く,
抗がん剤を始めてからの2年間,
蚊に刺されなかったそうだ.
付添いのスタッフは蚊に刺されるのに,
患者さんには蚊が寄って来ないとか.
ところが,抗がん剤が終了したら,
蚊が寄ってくるようになったと.
蚊は,血液中の毒性を敏感に感じていたのであろう.
「蚊に愛されて寛解の喜びを味わう」とあった.
当院の抗がん剤の少量投与が,蚊の吸血行動に
影響を与えているかどうか,個人的には興味がある.
夏になったら,
患者さん達にそれとなく聞いてみるかな.