今月10月22日開催の,
「がん撲滅サミット2016」がどうも
世間を騒がせているようだ.
日陰で蠢(うごめ)いていた者(私の事)が
日の当たるところにチョコっと出てみたら,
色々と物議を醸し,想像以上に世の中炎上中・・・
という感じかなぁ・・・
かといって,
今更,自分の信じるところを曲げられないし,
曲げるつもりもない.
今まで同様,
粛々と目の前の患者さんに対応するだけの話.
日常は変わらない.
但し,一介の町医者には,
目の前の患者さんが何よりも大切・・・
ご来場を頂くがん患者やご家族,
さらに後援を頂戴した皆様に
今回の抗議による不安を与えてはならない,
つまりは
「私がいなければとりあえずはOKなんだね」と判断し,
副会長および実行委員会を辞任させて頂いた.
実行委員を辞任しても,
銀座並木通りクリニックは変わらない.
日常に戻るだけである.
昨日,
「先生,ツイッターでボロカスに書かれていますよ」
報告してくれながらも,
笑顔で変わらず,信頼を寄せてくれる患者さん・・・
その笑顔に深謝. m(_ _)m
でも,ガラスの心臓の私には,
そのツイッターをみる勇気はありません(笑).
確信していること・・・
当院は開院以来,
患者さんに守られている・・・
今回,10月20日(木)に
第54回・日本癌治療学会のシンポジウムで登壇の機会を頂いた.
開院以来の当院の治療成績を
私なりにきっちりとまとめたものを提示する予定.
今回の件で,
メディアの目も向くであろうことは覚悟.
今の私に最大限できることは,
きちんとした形で発表を終えることと思っている.
その結果が,無理解のままなのか,
理解を得られる方向に舵を切るのか,
そこは,世に判断を委ねることになる.
世間から落第のレッテルを下されれば,
そのときは,生まれ故郷の九州の田舎で隠居だな.
親は放蕩息子の出戻りを喜ぶだろう.
開院から10年,
がん診療の現場に変革をもたらせないか,
と言う夢は色褪せることなく持ち続けているのだが・・・
“天”がお前は必要なしとの裁断下すのであれば,
去るのみである.