ASCO:American Society of Crinical Oncology
米国臨床腫瘍学会・・・
毎年,米国シカゴで開催される,
一大イベントである.
ASCOはがん診療に関わる
世界中の医療関係者が注目しているといってよく,
同学会で示される内容や報告は,
今後のがん診療のグローバルな方向性,方針となる.
許されるのであれば,
毎年,参加して見聞を広めたいところだが,
一介の町医者には,
まとまった時間が簡単には得られず,
なかなかそうもいかない.
そうしたシカゴまで出向けない者のために,
日本でASCOの内容を
JSMO's Best of ASCO Conference で
日本腫瘍学会が毎年開催してくれる.
今年は,東京国際展示場(ビッグサイト)にて開催された.
さて,今年の総じての印象は,
一部を除き,大きな変化はない,という感じ・・・
まぁ,多くの領域で現状の標準治療,治療方針が
大きく変わることはなさそうである.
当院の治療は
「非標準治療」ではあるため,
一見,こういった「標準治療」の王道とは
無縁の様に思うかもしれないが,それは違う.
ヒントはどこにでも隠れているものだ.
今回も,そういう意味では有意義な2日間であった.
あとは,
当院の実臨床でどのように応用していくかだ.