『当科は“来るものは拒まず,去るものは追います”.
若い先生の教育のためにも,患者さんの経過はきっちり
当科でも追わせて頂きます』
昨晩,都内某所で開催された
『国立がん研究センター中央病院
医療連携のための情報交換会』 という集まりでの
同院放射線治療科科長 伊丹 純 医師の講演でのお言葉.
正直,気に入った.
ちなみに,粒子線治療以外の全ての放射性治療は対応できる,
遠慮なくご相談下さい,と.
また,同院放射線診断科長 荒井保明 院長の講演を拝聴する
のは,今回で2回目になるが,がんセンターをもっと地域に
開かれた医療機関にしたいという“思い”を感じることが出来る.
以下の内容につき,気軽にご相談下さいと.
・腎がんに対する凍結療法
・各種がんに対する経動脈治療
・肺がんのラジオ波焼灼法
・難治性疼痛に対する椎体形成術・ブロック
・胆道系ドレナージ・ステント留置術
・消化管通過障害に対するステント治療
その他いろいろ.
当院にお見えになるがん患者さんの殆どが,
『がん難民』状態.
そういった患者さんとがんセンターの様な“お偉い”病院との
接点は今まで殆ど無かった,というのが正直なところだが,
今回の情報交換会を通して,放射線治療部・診断部に関しては,
積極的に当院の患者さんの紹介・相談をさせて頂こうと思う.
がん難民になった患者さんのサポートを“がんセンター中央病院”との病診連携のもとで出来そうだ,なぞ今まで想像できなかったのだが,それはそれでワクワクする・・・