“お腹の風邪” 注意報 | 「あとは緩和」といわれたら

「あとは緩和」といわれたら

少量抗がん剤治療(がん休眠療法)で
元気に長生きを目指す ー

2月の第3週の連休がおわると同時に

あれほど猛威をふるっていたインフルエンザがパタリと鳴りを

潜め,峠を越えた感じになる.

 

 

 

 


変わりに今週から目立ちはじめたのが腹部症状を伴う

感冒である.

頭痛・悪寒・関節痛に加えて
胃痛・嘔気・下痢等の消化器症状を認める.

通常3,4日で軽快するようだが,
胃薬,吐き気止め等の服用は症状緩和に一躍買っている.

あと,腹部症状のある場合,原則,禁食である.
お腹の調子が悪いときは空腹でもないのに,
「食べないと体力が落ちる」と無理して食べないこと.

お腹が空かないということ自体が,
「胃腸の調子が悪いから,今は食べ物を入れないでくれ」
という身体からのメッセージである.

お腹をゆっくりと休めるのも治療である.
調子が戻るとお腹が空いてくる.

今度は,「調子が戻ってきたから,そろそろ燃料を入れてくれ」
という胃腸からのメッセージだ.

身体の発する“声無き声”を聴きながら
少しずつ,消化に良いものから口にするといいだろう.