ドイツ初代宰相ビスマルクは、経験よりも歴史の有意性を語った。学問の意ぐち義の一つはおそらくそうした論点にある。

 

社会人大学生として編入学したばかりの頃に、経験していないことを語ることへのバッシングがあった。だが、ビスマルクは経験に学ぶことの愚かさを語っている。経験の重要さもわからなくはないが、それよりも学ぶことの重要さを追求したかった。

 

同じ大学の先輩風ふかしている層はつまらんことをブログに書いていたようだが、私は自分の道を進んだ。大学内にも次第に志を同じくする仲間が増えた。

 

そして、今年3月にどこの世界でも最高とされる学位を授与された。自分が所属していた大学の教員ですら半分くらいは持っていない学位を。この学位は、経験していない内容でも大学で教えられる学術的資格である。経験という限界を超えたからこそ手に入れた資格である、大学の先輩よりも、もっと多くの時代を造ってきた先駆者に学んだ。学問には確かに経験を上回る確かな価値がある。

 

アドバイスを無視されたと思ってる諸先輩に告げよう。私はこの学問的な世界にまでたどり着いた。