MEG "BEAUTIFUL"


(自分的に)記念すべきVol.10がMEG。最近、megから大文字MEG表記にアーティスト名を変えました。もちろんいつもの中田ヤスタカプロデュース。ですが、今回の作品はよりMEGらしさが出ている気がします。アルバムリリース前に、中田ヤスタカ以外のUKAWANIMATIN, TEI TOWA, THE LOWBROWS, hadouken! などのプロデューサーとシングルなどで交流を経ての中田さんとの再タッグのせいもあるのか、彼女のボーカルもいつもよりもエフェクトがかかっていない(中田ヤスタカがプロデュースのcapsule、Perfume、以前のmeg、鈴木亜美などはどの声を聴いても生・初音ミクという感じくらいに、何重にも声が重ねて=ダビングしてあって色んなエフェクトがかけられています。)感じで、YUKIに似た彼女の感じがより伝わりやすいです。

自作の歌詞についてはおいておいて、これまで中田さんが手がけてきたいわゆるエレポップの枠には収まらず、ダンストラックとして1曲1曲が成立しています。それに、Bossa House風の変化球を入れたり、曲順も練ってあって、何というか今まで作られた単なる1ポップシンガーMEGのアルバムとはひと味違いました。やっぱ、今売れに売れているというMEGのブランド・CAROLINA GLASER by cheryl(カロリーナ・グレイサー by シェリール)のプロデュースを彼女自身がやっているから、MEGの存在感というか発言力もUPしたんですかね。サマソニでのパフォーマンスも楽しみです。

CAROLINA GLASER by cheryl

今回のジャケも、通常のCDジャケットを縦置きにするようにデザインされていて、ヒンジ部の透明のところに"BEAUTIFUL"とタイトルが入っていて、何か高級感があるジャケになってます。この作品には1曲も入ってませんが、hadouken! プロデュース、THE LOWBROWSのちょっとトランシーなRemixが入っているシングル FREAK のジャケもめちゃお洒落でした。



MEG "FREAK"