会衆で読まれた2023年の「地区大会の割り当てについて」の手紙には一部こうありました。

 

3日間全てにじかに出席できるよう,先生や雇い主に大会の日付を十分前もって知らせてください。他の会場に人があふれてしまうような事態を避けるため,できるだけ,割り当てられた大会にご出席ください。

 

 

一方、埼玉新聞によりますと、取材に対しての協会からの説明は

 

「子どもと一緒にどの程度活動に加わるかについて、親の決定を尊重している」と説明。「エホバの証人は子どもの幸せを願い、子どもに聖書の価値基準を教える努力をする。子どもは親と同じ宗教を受け入れるか各自で決定できる」とするホームページを示した上で、「(信者は)子どもに宗教受け入れを強制していない」とした。

https://www.saitama-np.co.jp/articles/33153

 

 

 

協会からの指示は従来から前述のような感じでした。

なので、平日開催で「証言して」学校を休まなくてはならない子供たちのことは、
いつも本当に気の毒だと思っていました。

 

ところがここに来ての、新聞社へのこの説明!!

この組織はいつもそうなのですが、内部向けと外部向けでは随分と言うことが違うのです。

 

でも、これが組織の説明ということは、現在はもちろんの事、過去においても
「証言させて学校を休ませる必要などなかった」ということになると思います。

それなのに、馬鹿な親はそうは思っておらず、本当にひどいことをしました。
今さらいくら後悔しても時は戻りませし、償うこともできませんが。

 

この新聞記事はYahoo!にも出ましたが、pimiな現役さんは読んだでしょうか?

「組織についてのネガティブな報道」と一括りにしてシャットアウトの方が多いと思いますが、こっそりとでも読んで欲しいです。

 

 

 

~ 長い蛇足 ~

昔は、指定の大会を休むとか自分都合で別の大会に出席するとか、
よっぽどの事情でもない限りはありえないことでしたし、
まずは長老への相談が必須でした。

 

こんなこともありました。

大会前日、幼児が高熱を出していたので、大会を休みたいと長老に相談したら
「実はうちの子も3日はしかで、妻と子は大会を休むんですよ。
それで、お子さんはうちであずかるので、姉妹たちは大会に行ってください。」

当時、指定の大会を欠席する=神様からのご招待を拒むことと教育されており、
めったなことでは休ませてはもらえなかったのです。

(結局、翌朝には解熱し、大会には子連れで行きました)

 

 

時は流れて、近年では大会出席について、うるさくは言われなくなりました。

体力的に無理とか、仕事の都合とかで、割と簡単に休んだり別の大会に行ったりする方もおられます。それをいちいち長老に相談しなくても大丈夫ですし、周囲の人も少なくとも表面上は目くじらをたてたりはしません。

もちろん今でも、都合が悪くても指定の大会に行くのが信仰よ!大切なのは自己犠牲なの!という方もおられます。

(あくまでも、わたしの周囲の狭い範囲での風潮です。全体のことはわかりません)

 

 

冒頭に引用した「3日間全てできるだけ指定の大会に出席するように」との指示。
開催側が会場の収容人数や座席数、駐車場の台数を考えるのは当然でしょう。
でも、本当に神様の後ろ盾があるのなら、そんな指示をしなくても神様がうまく取り計らってくださるはず。でも、そうでないということは・・・