ここ数日の雨模様で、一気に季節が秋本番になった気がします。
さて、ここ最近観た映画の中に、主人公が「家に帰りたい」と強く願い、さまざまな試練に耐える作品が幾つかありました。
ギリシャ神話の時代、愛する妻子の元へ帰ろうとする王様を描いた『オデュセイア』
巨人や魔女たちが行く手を阻みます。
恐竜が闊歩する時代に町ごと飛ばされてしまった家族が奮闘する『オークストリートの異変』
ゾンビから逃げ惑う配達員を描いた『バイオハザード』
そして、ダイビング中にマッコウクジラに飲み込まれてしまう『クジラに落ちた男』
『バイオハザード』と同じ俳優さんが、こちらでもとんでもない目に遭っています。つくづく運の悪い人だこと(笑)
それぞれ極限の状況で悪戦苦闘し、無事に家へ帰れた者もいれば、帰れなかった者もいます。
さて、葬儀の現場でも、故人様を家に帰してあげたいと願われるご遺族様は少なくありません。
入院期間が長かったので、きっと家に帰りたかったのではないか。
お気に入りの庭に面した部屋で、葬儀をしてあげたい。
その理由は、ご家族によってさまざまです。
先日、お手伝いさせていただいたご遺族様も、
「とにかく、家に連れて帰ってください」
とのご希望でした。
病院からご自宅へお帰りいただくことは、ほとんどの場合、可能です。
ただし、自宅に安置することと、自宅で納棺や葬儀を行うことは別の話です。
例えば、ご自宅では安置のみを行い、納棺はセレモニーホールで行うのであれば、比較的対応しやすいものです。
しかし、ご自宅で納棺ができるか、さらに葬儀まで行えるかとなると、話は変わってきます。
間取りの関係で、お棺を部屋から運び出せない場合や、ご自宅の前に霊柩車を停めることが難しい場合もあるからです。
先日のご遺族様は、ご自宅での葬儀もご希望でした。
故人様には、いつも使っておられたベッドでお休みいただき、納棺後もそのベッドの上にお棺を安置しました。
そして、お寺様に読経をいただき、無事にご自宅での葬儀を終えることができました。
もし、お棺に入った状態での葬儀が難しい場合でも、出棺前に玄関で納棺したり、玄関を出たところで霊柩車の後方にて納棺したりと、状況に応じた対応を考えることもできます。
故人様を家に帰してあげたい。
そのお気持ちを、できる限りかなえて差し上げるのも、私たち葬儀社の大切な役割だと思っています。
故人様をご自宅にお連れすることは、映画のような大冒険ではありません。
「家に帰してあげたい」と思われたときは、まずは弊社に相談ください。
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