「だんだん」

一瞬っていうのも

確かに心惹かれるんだけど

だんだん近づいてく

そういう恋が素敵だとおもう


以心伝心っていうのも

それはすごく理想なんだけど

だんだんわかりあってく

そんな遠回りも素敵だとおもう


ゴールをほんの少し遠くに置いてみて

だんだん近づいていけたらとおもう

歩いたぶんだけ確かにちゃんと

だんだんわかりあえていけたらとおもう
「笑えばいい」

笑えない笑い話に

なけなしの愛想ふりまいて

馴染む努力はしてんだよ

でもどしてだろ?

まるで楽しくないんだよ

つくり笑いじゃ

自分すら幸せにすることもできやしないんだよ

おかしいだろ?

なら笑えばいい

苦笑嘲笑冷笑すればいい

そこまで底抜けに突き抜けたのなら

笑えるだろ?

そう笑える

いつの間にやらバカ笑いしてる

理屈じゃなく感情任せで

笑えばいいさ そう笑えばいい

巡り巡って愛想だって生まれる気がするんだよ
「程遠い」

カワイイなって思ったら負けだって

ガキくさい負けず嫌い顔出して

何とも思ってないんだよってふうに

澄ました顔はクールには程遠い


数えきれないほど恋してきたけど

女たらしとかそーゆーんじゃなくて

必勝法なんてないんだよって知ったふうに

したり顔で引かれることも多い


ふとした瞬間に我にかえり

バカみたいだなって自嘲気味に

ふっと笑ってる自分に酔い痴れて

超越した気持ちが不思議と心地良い


みてくれだけ一丁前の大人になって

ガキくさい気持ちは実りもせずに

青い春を追って青い鳥になろうとして

今日もまた理想から程遠い
「ぬくもり」

久しぶりに聞いたキミの声は

あの頃の僕らを思い出させた


よくありがちなすれ違いで

ケンカしてばかりだったけど

ひとりぼっちに耐えられない夜は

何も言わずに抱きしめてくれたよね


"男らしく"そう云う僕を笑って

好きな人には甘えてもいいんだよと

眠りに落ちるまで抱きしめてくれたよね


ふたりの道は交わって遠ざかり

なのに思い出だけはあの頃のまま


今はひとりぼっちに怯えることもなく

どんな夜でも過ごしていけるけど

久しぶりに聞いたキミの声のせいで

甘えた気持ちがぬくもりを懐かしむんだ
「唄いたい」

唄いたいのは

誰かのためなんかじゃなくて

この自分っていう存在を

知ってほしいからなんじゃないかな


そう考えると

唄うってことは

叫びにも似てるような気がして

確かな声で世界を震わせてるんじゃないかな



唄いたいのは

やっぱり誰かを想うからでもあり

この自分っていう存在を

その心に住まわせてほしいからなんじゃないかな


そう考えると

唄うってことは

告白にも似てるような気がして

熱を帯びた声で魂を震わせてるんじゃないかな
「goodbye」

好きになれなくて

ごめんね

そう云ったキミの顔が

苦しいくらい悲しくて

残酷なほど綺麗すぎて

これまででイチバンつらい

ごめんね

だったよ・・・


好きになれなくても

一緒に歩いてくれて

ありがと

つないだ手は

ほっとするほど温かくて

これまででイチバン素直な

ありがと

云えた気がするよ


好きになれなくて

さよなら

選んだキミを

責めることできなくて

でもちくちく痛んで淋しくて

これまででイチバン・・・

さよなら

ごめんね・・・ありがと
「大人の自覚」

遠くまで来たもんだね

幼き日に憧れていた

"大人"と言われる歳になったけど

きらきらひかる

そういうばかりじゃないんだね


ずいぶん遠くまで来たもんだね

まるで別人みたい?

いや そういうわけにもいかなくて

なんていうのかなその

子どものまま大人になったみたいだね


しがらみとか世間体とか

気にしなくちゃならないときもあるけど

バカみたいに信じてる夢とか

いまもはっきりと

色褪せずに持っているんだね


それにしても遠くまで来たもんだね

思ってたような

境界線はなかったけど

いつの頃からか

大人であることを自覚していたんだね
「思い出」

思い出に浸っても

あのとき感じてた

リアルな気持ち

思いだすわけじゃないってこと

気付いてるでしょ?


思い出は色を変えて

形すら変わってしまって

都合よくセピアに染まる

映画みたいリアルじゃないってこと

ホントは気付いてるでしょ?


思い出は悪いものじゃないけど

都合のイイ逃げ場でもないから

リアルを忘れて

安心してちゃいけないってこと

気付いてるでしょ?


思い出が大切すぎて

未来への道を閉ざすときもある

リアルじゃない世界で

生きてくのはとても悲しいよ

だから気付いていいんだよ

忘れることとは違うんだから

思い出はただの思い出だってこと
「有難い」

風邪をひいて初めてわかる

いつもどおりが

どれだけありがたいのかってこと

不平不満退屈を嘆いてた昨日

それすらもありがたいことなんだ


高尚な夢を語ることも

ときには自分に酔い痴れることも

わりと悪いことではないけど

コマ送りしても同じ景色の毎日

それも案外たいせつなものなんだ


風邪をひいて初めてわかる

何気ないことが

どれだけ愛おしいのかってこと

小さいけどきらきらひかる

幸せがちりばめられてる


気付かなかった自分を恥じて

でもちゃんと気付けてあったかくなって

ありがとうって誰にってわけでもなく

でもありがとうって声に出してみた

そんな瞬間がありがたいって思えたんだ
「ちょっとでちょうど」

ちょっと

つまづくくらいが

ちょうどいい


ちょっと

苦しいくらいで

ちょうどいい


このくらいの

こころの余裕

持ってるくらいが

ちょうどいい