ここでは、学習塾に絞り話してみたい。

一般的に多い学習塾は、教師=経営者。発生する原価的な経費

は家賃のみ。自宅で開校するなら家賃も要らない。勿論適正な

広告宣伝費は必要ではあるが、原価的な要素はない。人件費も、

先ずは自分だけなので手っ取り早く始められる。そうした塾は

非常に多い。しかもこれといった資格はいらない。生徒数が資

格みたいなものだから。生徒が集まれば…、収入が増えれば先

生を増やしクラス数を増やし教室を増やせばいい。大きな設備

投資や、リスキーな先行投資とは内容を異にする。

こうした内容が、簡単に参入を考える根幹の要因かもしれない。

障壁が低そうに見えるものほど、実は足を踏み入れると苦労する。

個人的には、障壁が高いとは思わないが、他業種と比べて低いと

は全く思わない。

市場や対象者は学習塾に何を求め、自分は何を提供し、その延長

線上に収益が成り立つものかどうかを、きちんと判断しなければ

いけない。需要と供給のバランスを読む前に、とらぬ狸の皮算用

では話にならない。

何が、受入れられるのか?

何が、その市場に足りないのか?

昨今の教育事情は、どのように変貌しているか?

保護者は何を求めているか?

生徒は何を求めているか?

などなど…挙げればきりがないのでやめておくが、要は…もっと

真剣に考えることからがスタートであると思うのに…。

人気も無いのに、誰も貴方の事なんか知らないのに、「俺は有名!」

と一人勘違いをしながら沈んで行くような人…結構居ますよね。

自分勝手な、そして自分本位な経営観の上にしか成り立たない、

企業概念だと思う。


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