サブタイトル
水瓶座的自立と月
が
それは子どもから見た
母親の一面でしかない。
ただ、一面であろうと、子どもなりにイヤな部分はイヤだし、そのやり方は受け入れられない!!という部分もあっただろう。
ほとんどの子どもは無条件で母親が大好きだ。少なくとも、わたしが出会った子どもや、セラピーの現場で出会った大人の中にいる子どもたちはそうだった(と、わたしは思う)。
だけど、母親との関係において、イヤなこと、受け入れたくないことが子どもの許容範囲をこえて大きければ大きいほど
もちろんそれは人それぞれ
対処法に違いはあっても
お母さん大好き、の氣持ちを感じて表現するところに何かしらの抵抗感も大きくなる傾向にあると、わたしは現場で、感じている。
人それぞれに対処法の違いは
、、、とは、例えば
◉お母さんをイヤ、と感じた自分が許せない
あるいは
◉自分がイヤと感じているお母さんのイヤな部分を見抜かないようにしている
という場合などなど様々。
イヤ!!と主張する意識は、その人の中の「火星」のチカラだとわたしは考えている。
12星座は人間の螺旋の成長発達のステージになぞらえることができ、魚座は胎内、牡羊座で「個」としての自分がはじまる。
その牡羊座の守護星は火星。
また、火星は、太陽、水星、金星、地球とその周囲をまわる月までの個人の意識と結びつけて解釈する天体と
地球より外側、木星から先の社会的な意識と結びつけて解釈する天体の間にいて
個人の意識を社会へ押し出していく位置にあることからも
自立するために迎える反抗期と一致している意識(天体)だとわたしは考えている。
自立のプロセスのうちの大きなステップは
母親と、子どもの自分との関係において「イヤ」と感じたことを「イヤだった!」と認めること、、、 、、
これは、機能不全の家庭で育っていない人間にとって、なぜワザワザ当たり前のことを大げさに言うのかわからないかもしれない。
しかし、機能不全の家庭、あるいは、ちょっとデリカシーが無いだけの両親のもとに生まれた繊細な子どもなどにとって
自立の第一歩である『「イヤ」なことは「イヤ」だと主張する』というハードルは高い。
、、、、実は
これらのことは、書こうかどうか迷った。
しかし「自分を見つめるブーム」というか
◉「自分の腹黒い部分を乱暴に他人に押し付けること=自己開示(事故開示?)ブーム」に乗って一生懸命に自分を見つめても何か違う
◉自分のドス黒い部分、腹黒い部分を自己開示のつもりで公表したのに何か満たされず、ずっと自分はいかに腹黒いかを書き綴り公表し続けている
そんな人々の意図に何があるのだろうと現場と照らし合わせてみると
もちろん全てではないだろうが、そこには、実は火星が燃やせない、つまり「イヤ」と主張できず、月、つまり感情が揺れてヒステリックになることが火星のチカラだと思い込んでいる事例と照合された。
火星のチカラを使うことへの抵抗感について書けば、ケースバイケースだし、とてもひとつの記事には入り切らないのでそれは別の(例えば現場へお越しいただくなどの)機会にゆずるとして
わたしが現場で得たこれらのことをまとめてここに置いておくには機は熟した感じがしたのだ。
火星を燃やすプロセスは、自立のプロセスでもあり、それによって精神的に子どもを卒業し、母親と、大人対大人になる。(別にならなくてもいいけど)
そうして対等に見れるプロセスを経て「お母さんのしたことのある部分(人によっては大部分)はイヤだった」だけど「お母さん大好き」と、矛盾もひっくるめた母親像を見れるようになる。(別にならなくてもいいけど)
そうすると建設的な自己嫌悪にも耐えられる、というか、腹黒い自分と素晴らしき自分もひっくるめて同時進行している自分を許容できるようになる。(別にならなくてもいいけど)
わたしは、心理的な問題をなんでも親に根っこがあると予想することに対して実は否定的だし
もちろん、目的に対して必ずしもそのプロセスが有効とは限らないかもしれないが
物事に手順があるように、心理的発達にもプロセスはあるのだとわたしは今のところそう考えている。
例えば
◉やたらポジティブに変換することでしか他人を見れない人
◉やたら自分は腹黒いのだとばかり公表する人
一見すると真逆な状態の根っこは実はこうした同じ要素、つまり実は、精神的な自立が、火星を燃やすことに抵抗感があってできないでいる
そんなこともあるかもしれない。(だから何ってワケではないけど)
ナゼ、わざわざ嫌だったことを嫌だったと認めなければならないのか?
それは別に母親に反抗することが目的ではなく、ただのプロセスだ。
目的は、例えば
◉イヤな自分、好きな自分、善い自分、苦手な自分を許容して生きやすくなること
◉自立すること
◉自立して自分の責任で自分の人生を生きること
◉自分の人生を生きて、生まれてきて良かったなぁと感じること
◉自分の人生を謳歌して「お母さん、産んでくれてありがとう」と自然と湧き出てくること
などなどだ。
さらにその先に「自分の責任で自分の人生を生きることは、世界で唯一自分にしかできないことなのだから、それは他者貢献になる」などなどなど、目的は人それぞれだろうけども
目的が無ければ、別にプロセスも必要ない。
下記にご紹介したい本のタイトルは、やはり本を手に取ってもらわなければはじまらないからか、過激で、ともすれば
自分がうまくいかないのは親のせいだ!!
と証明する内容だと受け取られがちだが
決してそうではない
自分はイヤだったことをイヤだったと認めることはあくまでもプロセスであって、目的ではないのだ。
だから、目的が無ければ、別にプロセスも必要ない。
火星を燃やすプロセスは自立のプロセスでもあり、精神的に子どもを卒業し、母親と、大人対大人になる。
そうして対等に見れるプロセスを経て「お母さんのしたことのある部分(人によっては大部分)はイヤだった」だけど「お母さん大好き」などの
多面体で矛盾もひっくるめた母親像を見れるようになるだろう。
それはある意味では、冷静に「月」をみれるようになるとも言えるのではないか。
そうすると建設的な自己嫌悪にも耐えられる、というか、腹黒い自分と素晴らしき自分もひっくるめて同時進行している自分を許容できるようになるだろう。
それはある意味では、「月」からの解放なのではなかろうか。
腹黒い自分もひっくるめて素晴らしき自分であり、自己否定とは建設的な自己否定であり、落ち込むことや、自分を嫌いになることはあっても自分を信頼し、愛していることにかわりはない。
これが、わたしが経験してきたこと、現場で体験してきたことから今、書けることだ。
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月を冷静にみることで天王星的に自由になる水瓶座新月によせて
、、、というのは、新月記事だけでは4ハウスにある火星、天王星と、新月やその周辺にある土星をはじめとする天体たちとのスクエアのことまで書ききれなかったので(//∇//)
おかげさまへ感謝をこめて
沖縄から 儀間春奈より
Be yourself
儀間春奈へのお問い合わせなどは
上記リンク先ホームページから
お願いいたします
反省とは
後悔することではない
新しい生き方への
転換である