秘密の鍵は流動性にあり? | 【テクニカル分析】短期売買研究室【システムトレード】

秘密の鍵は流動性にあり?

昨日ご紹介したセクター指標は、各セクターの値動きを大まかに掴むことを目的に考えたものでしたが、出てきた結果は自分が当初予想していた数値とはおおよそ乖離したものでした。

この指数は1999年年初の株価を1としています。ですから日経平均が26年ぶりの安値を記録し大暴落を繰り返した今現在において、この指数も当然、1に近い数値もしくは1を割り込んでいるのではないかと予測していました。

ところが出てきた数値は以下の通りです。

水産・農林業 38.4
鉱業 2327.4
ガラス・土石製品 186895.4
ゴム製品 32.9
金属製品 224899.5
その他製品 1135.4
建設業 162089118.6
食料品 10894.8
繊維製品 31297533.4
パルプ・紙 63.2
化学 11417.9
医薬品 75.3
石油・石炭製品 37.1
鉄鋼 52544.2
非鉄金属 410340.2
機械 7586949945.9
電気機器 1262.7
輸送用機器 362.4
精密機器 2833.2
卸売業 543922.7
小売業 627125.1
銀行業 46.1
証券業 14.5
不動産業 706.6
保険業 7.4
その他金融業 4934.1
倉庫・運輸関連業 769.6
海運業 55.3
陸運業 59.5
空運業 2.0
情報・通信 2293.1
電気・ガス業 2.6
サービス業 7473028.7

ご覧の通り、いずれのセクターも数値は1を割り込んでいません。

それどころか数値が最小の空運セクターでも2倍、最大の機械セクターにいたっては実に75億倍にもなっています。

機械セクターの代表的な銘柄であるコマツや日立建機の株価を見ても1999年年初に近い株価まで下がっているにもかかわらず、です。

これは一体どういうことなのでしょうか?

何故これほど現実と乖離した数値が出てくるのか?
自分なりに考えだした結論は、この指数が各銘柄の売買高で加重平均を取っていることと関連がある、というものです。

銘柄ごとの売買高で加重平均を取ると、各取引日において売買高が多い銘柄の株価変動率ほど指数に大きく反映されるようになります。

そういった性質を持つ指数の値が大きくなる方向に発散し続けるということは、つまり、「売買高が多い時、株価は前日より高くなるケースが多い」という事実を示しているものと考えられます。

33全てのセクターにおいて指数の数値が1より大きいところを考えると、この法則は相場全体の強弱や各銘柄の癖といったものの影響を受けにくいのではないかと推測されます。