GOT/GPTは、臓器が破壊されると血中に逸脱してくる「逸脱酵素」であり、血液検査ではよく知られた項目です。 高値では肝臓が悪いということで薬物治療対象になりますが、じつは低値のほうが問題になることが多いようです。簡単に言うと、臓器の破壊などの炎症では上昇し、機能低下や代謝低下の場合は低下します。
通常、GPTよりGOTのほうが高くなるのですが、これが逆転している場合には、ご飯やパンなどの糖質に偏った食事が考えられます。 また、飲酒量が多いと過剰な糖を肝臓で中性脂肪に変えるため脂肪肝になりやすく、タンパク質不足では肝臓に蓄積した脂肪を運び出すタンパク質が不足することにより肝臓に脂肪が溜まりやすくなります。
また、これらの数値からは「B6不足」を確認することもできます。GOT・GPTはビタミンB6を補酵素とする酵素です。このことから数値が「20」より低くなり、GOTよりGPTが低く開きがあるほど、ビタミンB群(特にB6)が不足していることがわかります。
GOT/GPTの値は20~22くらいで、差が2くらいが理想と言われています。
GOT<GPTだと肝機能障害→脂肪肝
GOT>GPTだと酵素、補酵素の活性が低下→B6不足
となります。
※肝機能の数値であるGOTは、肝臓のみでなく筋肉にも含まれる酵素です。そのため、激しい運動で筋肉の組織を傷つけると、肝機能の数値(とくにGOT)が上がることがあります。筋肉の炎症が原因の場合には、同時にCPKという酵素の値も上がります。
