6月は長編の会を開催しました。久々だったので、リハビリがてら一部の方にお声掛けしての試験開催でしたが、zoom2回、対面1回、それぞれ楽しく戯曲を読むことができました。

 

作品はバーナード・スレイド作『セイムタイム・ネクストイヤー』。6年前にも通読した作品を、久々に読み返したくなって選びました。1年に1回逢瀬を重ねる男女の二人芝居ですが、奇しくも約1年ぶりの開催となった今回にぴったりの作品だと思いました。

 

zoomでは、ブレイクアウトルームを使って2人ペアをシャッフルしながら、ほぼ全員が休みなく読み続ける進行にチャレンジ。最初から最後まで通読したい方にご好評いただきましたが、他のペアがどう読んでいるのか聞いてみたいというお声もいただき、読み手と聞き手を都度交代するなど、進め方を色々と試してみる機会となりました。

 

対面では、女性参加者4名だったので、二人ずつ読み手と聞き手を交代しながら、相手役や男女の配役も入れ替えながら、色々なバリエーションで読むことができました。

 

私は何度も読んでいて展開を知っている作品なのですが、久々に読み返すと、また声に出して読んだり聞いたりすると、その都度新しい発見があることに驚きました。対面回の二幕一場では、女性役を読みながら思わず涙が出てきてびっくりしたり。

 

戯曲は5年ごとに場面が進む構成なので、今度はまた5年後くらいに読み返してみても面白いかもしれません。ご参加くださった皆さま有り難うございました。

 

現在、7月開催の短編回の参加者募集中です。戯曲のご提供やご推薦も歓迎。ご都合が合いましたらぜひお越しください。