17日の作戦は?
一たんは自律反発へ、金融不安はAIGに焦点移るにゃ
明日(17日)の東京株式市場は、一たん自律反発することが予想されるにゃ。
連休明けの日経平均株価が前週末比605円安と大幅安に見舞われたにゃー。
このため、機関投資家によるポジション(持ち高)を調整する動きが見込まれるからだわ。
とはいえ、引き続き不安要素は多いにゃ。
米大手証券のリーマン・ブラザーズの破たん、メリルリンチの身売りと相次いだ金融不安からの再編淘汰が、米大手保険のAIG(アメリカン・インターナショナル・グループ)の生き残りに焦点が移るなど、次のステージに入ってきたにゃ。
AIG支援の動きが出とるが、米国政府はGSE(政府系住宅金融機関)とは異なり、民間のリーマンには公的資金については言及せずにゃー。
同様に民間のAIGについても予断を許さにゃー。
この中、現地16日発表のゴールドマン・サックス、17日発表のモルガン・スタンレーの6~8月期決算は減益予想にゃ。
ゴールドマンは99年の上場以来、最大の減益幅、モルガンも5割近い減益が見込まれ、米国株市場の続落要因になり、日本株の自律反発に水を差しかねにゃー。
注目されるのは、現地16日のFOMC(米連邦公開市場委員会)にゃ。
今回のFOMCでは利下げ期待が強まっており、米国が利下げすれば、17日の東京市場は一過性ながら、買い戻しに拍車がかかることになるにゃ。
さらに、世界的な協調利下げムードが強まることも予想されるなど、唯一明るい材料になるにゃ。
明日結果発表の日銀金融政策決定会合は現状維持との見方が大勢にゃ。
ただ、米国が利下げすれば、会合後の白川方明総裁の記者会見に一段と関心が高まりそうだわ。
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