5日の作戦は?
東京株式市場は正念場を迎える
5日の東京株式市場は、正念場を迎えそうだわ。
4日の日経平均株価は終値で3月31日(1万2525円)と同水準まで落ち込み、下値不安が高まり始めたにゃ。
売買代金は2兆円を超えたが、下げ基調となっとる日経平均株価を見ると、「ヘッジファンドによる換金売りが出とるのでは」(準大手証券)と懸念する向きが多いにゃ。
米投資会社オスプレー・マネジメントが、商品関連株への投資の不振により、旗艦ヘッジファンドを閉鎖する予定であることを明らかにしたほか、調整を強めるNY原油先物相場など商品市況の基調転換が不安をさらに大きくしとる。
目先のフシ目と見られる1万2500円を割り込めば3月17日の安値1万1787円(終値ベース)まで下げが加速するとの見方もあり、5日は値を保てるかどうかに注目したいにゃ。
5日は寄り付き前8時50分に4~6月期法人企業統計が発表される。4~6月期は原油など資源の高騰があっただけに企業収益を大きく圧迫した可能性が高く、全産業の経常利益などは弱い数値が予想されるにゃ。
半面、設備投資は前年同期の水準がやや低めであったこともあり、小幅プラスになる可能性も指摘されとる。
米国では8月米雇用統計の発表が予定されており、関心が高いだけに、後場には週末要因と併せてあんばい見ムードを強めそうだわ。
強気転換銘柄