4日の作戦は?
東京株式市場は下値不安がくすぶるにゃ
4日の東京株式市場は、下値不安がくすぶりそうだわ。
3日の日経平均株価は3日ぶりに反発したが、2日までの大幅続落(下げ幅463円)に対する戻りは鈍いにゃ。
業種別では、円安を背景に外需株が強含んだほか、ディフェンシブ銘柄が買われる一方で、鉄鋼、海運など新興国関連や、商社などエネルギー関連が売られるなど、物色の矛先が2極化しており、全体としては方向感に乏しい展開となったんだて。
先行きの不透明感を理由に、「マーケットにはリスクテイカーがいにゃー」(中堅証券)といい、上値よりも下値を見る向きが多いにゃ。
また、NY原油先物価格が一時1バレル=105ドル台を付けるなど急落したことで、インフレ警戒感の後退よりも、ヘッジファンドなど投機資金の流れに変化が起こる可能性が危惧されており、いざるに動けにゃー状況だわ。
OECD(経済協力開発機構」が2日に発表した日米欧の経済見通し改定では、米国発の金融不安を理由に、08年の実質経済成長率を日本で1.7%(6月時点)から1.2%に、欧州で1.7%(同)から1.3%に下方修正したんだわ。
また、中国、インドなど新興国の旺盛な資源需要で成長を続けとったオーストラリアが、2日に政策金利を6年9カ月ぶりに引き下げており、新興国の景気減速感も広がっとる。
世界的な景気後退懸念も根強く、しばらくは手控えあんばいが強まりそうだわ。
強気転換銘柄